新しい発達特性の理解を促す画期的な一冊『子どもの気になる言動が改善するからだの使い方』

発達特性を改善するための新アプローチ

2025年12月19日、株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワンから新著『子どもの気になる言動が改善するからだの使い方』が出版されます。本書は、子どもたちが抱えるさまざまな気になる言動を改善するための新しいメソッドを紹介しています。著者は理学療法士でありアスレティックトレーナーでもある池上悠氏。彼は、医療と運動における豊富な経験をもとに、子どもたちの身体の使い方を改善することが、心の発達にも繋がるという考えを提唱しています。

気になる言動、実は「身体の使い方」がキーワード

多くの親が子どもに対して、「落ち着きがない」「集中できない」などと言った悩みを抱えています。しかしその原因が、実は身体の使い方にあることをご存知でしょうか？姿勢や動きが適切ではないことが、脳の発育や認知機能に影響を及ぼし、それが言動に表れることが往々にしてあります。

本書では、どうやって簡単に「身体の使い方」を改善するのか、その方法が詳細に解説されています。「グーパージャンプ」「タオルの上を静かに歩く」「言葉に合わせてポーズをとる」といった、シンプルで楽しく行える運動が紹介されており、特別な器具や高難度な訓練も必要ありません。親子で一緒に遊ぶような感覚で取り組むことができるため、楽しく続けられる点が魅力です。

週1回で変わる、子ども自身の力

本書は、これまでの発達障害に関する書籍とは一味違います。多くの著作が大人側の支援に焦点を当てる中、池上氏は子ども本人が主体となるアプローチを推奨しています。具体的には、週に1回、3ヶ月間にわたって運動を行うことで、子どもたち自身の力を引き出すことが目的です。

実際に本書で紹介されている運動を体験した親たちからは、喜びの声が寄せられています。「前はネガティブなエネルギーが多かったが、今は300％の能力を発揮できるようになった」といった感想や、「運動を通じて、自分らしさを取り戻せた」という声が上がっています。これらの体験は、運動が子どもたちの自己肯定感を高めている証でもあります。

どんな家庭におすすめか

本書は、特に以下のような方々におすすめです。お子さんの落ち着きや集中力に不安を抱える親御さん、発達に関する課題をお持ちの家庭、そして4月に入園や入学を迎える子供を持つ親御さんが対象です。また、身体と心の発達の深い関係に興味がある方にもピッタリです。

著者について

著者の池上悠氏は、北里大学を卒業後、都内のクリニックやフィットネスジムなどで幅広い年齢層に対して運動指導やリハビリテーションを行ってきました。2020年からは渋谷に整体とパーソナルトレーニングの店舗を開業し、これまでに5000人以上のサポート実績を持っています。彼の考え方とノウハウが詰まった本書は、初の著作であり、運動が発達に与える影響を知る大きなチャンスとなることでしょう。