和辻哲郎文化賞決定
2026-02-12 18:12:58

第38回和辻哲郎文化賞が決定!授賞式の開催も発表

第38回和辻哲郎文化賞決定のお知らせ



姫路市制百周年記念として創設された和辻哲郎文化賞が、今年度も無事に受賞作を決定いたしました。この文化賞は、和辻哲郎のお誕生日である3月1日に行われる授賞式と同時に記念講演会も開催される予定です。

賞の背景


和辻哲郎文化賞は、姫路市が昭和63年度に設置しました。この賞は、哲学者である和辻哲郎の生誕百周年やその学術業績の意義を評価すると共に、研究者の育成及び市民文化の向上を目指しています。和辻は、文学や歴史、芸術など様々な領域で独自の視点を持った著作を発表しており、その影響は今も色あせることはありません。

受賞作の紹介


一般部門受賞作


『帝国の書店 ―書物が編んだ近代日本の知のネットワーク』
著者:名古屋大学大学院教授 日比 嘉高
この書籍は、本屋の減少が進む現代において、過去の日本の書物ネットワークを追跡しています。著者は、台湾や朝鮮、満州など、さまざまな地域における小売書店の歴史を調査し、各国における日本の書店文化を明らかにしました。日比氏は、研究を通じて多くの人々の協力を得ることができ、その成果として和辻哲郎文化賞を受賞することができたことを大変嬉しく思っています。

学術部門受賞作


『レヴィナスのユダヤ性』
著者:立教大学文学部教授 渡名喜 庸哲
この作品は、20世紀の著名な哲学者であるエマニュエル・レヴィナスについて考察した一冊です。和辻と同時代にドイツに留学し、思想的な交流を持っていたレヴィナス。著者は、彼のユダヤ性が現在の世界情勢において再び重要視されていることに着目し、長年の研究成果をまとめました。渡名喜氏もまた、この受賞が自身の研究を後押しするものとなったと感謝の意を示しています。

授賞式・記念講演会の詳細


和辻哲郎文化賞の授賞式は、3月1日(日曜日)に姫路市市民会館で行われます。イベントは以下のように予定されています。

  • - 日時:令和8年3月1日(日)午後1時30分〜午後4時00分
  • - 第1部:式典
- 一般部門選考評(ロバート・キャンベル)
- 学術部門選考評(関根清三)
  • - 第2部:記念講演会
- 講師:鷲田 清一(哲学者)
- 演題:「しんがり」の心構え―地域社会と「私」

参加希望の方は、姫路文学館のHPにて申込みを受け付けています。車椅子席や手話通訳の必要な方は、申し込み時にお知らせください。この機会に、和辻哲郎の哲学や文化の意義を共に祝いましょう。

受賞をご紹介することで、和辻哲郎の影響が今日も生き続けていることに気付かされます。今後も、その思想が色あせることなく、多くの人々に響き続けることを願っています。じっくりと各受賞作を手にとり、和辻哲郎文学賞の本質と価値について考える機会となることを期待しています。


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