ジブリパーク内「ロタンダ 風ヶ丘」のリニューアルオープン
愛知県長久手市にある愛・地球博記念公園内に位置するカフェテリア「ロタンダ 風ヶ丘」が、2025年11月1日(土)にリニューアルオープンします。新たにスタジオジブリの名作『紅の豚』に登場する飛行艇「サボイアS-21」が設置され、訪れた方は飛行艇を眺めながらナポリタンやサンドイッチなどを楽しむことができます。
リニューアルの背景と内覧会
このリニューアルに関する内覧会が10月31日に行われ、ジブリパークの宮崎吾朗監督が登壇しました。彼は、「サボイアS-21」を設置するまでの経緯について説明し、以前の「ロタンダ 風ヶ丘」が主におにぎり屋さんだったことを振り返りました。「赤い飛行艇を見ながらおにぎりを食べるのではなく、せっかくなら内装も赤くしてナポリタンが楽しめるお店にしよう」とのアイデアからリニューアルが生まれたそうです。そして、「ロタンダ 風ヶ丘はジブリパークに入園しなくても訪れることができるため、公園に遊びに来たついでに気軽に立ち寄ってほしい」とも呼びかけました。
新たな作品と楽しみ方
「サボイアS-21」は、今年の夏に東京で開催された「ジブリの立体造型物展」の目玉として展覧された木製アート作品です。一般的な木材の使用にとどまらず、特撮造形の神様と称される伊原弘氏が手がけたもので、飛行機の美しい曲線を表現するために多くの工夫が施されています。宮崎監督もその完成度に満足感を示し、「実物を見た宮崎駿もかなり喜んでいました」とコメントしました。
お客さんには、「サボイアS-21」を観ながらナポリタンを食べる楽しい体験をして欲しいと述べられています。また、メニューには『紅の豚』に登場するパスタにヒントを得た「ミートボールナポリタン」や、飛行艇にちなんだ赤い色の「クラブハウスサンド」などが含まれています。
新メニューの紹介
大きなミートボールがトッピングされたナポリタンはもちもちとした食感の麺と絶妙に絡みます。
ビーツとラズベリーを使って色付けされた特製食パンで、甘さとソフトな食感が特徴的です。
懐かしさを感じるデザートで、別添えのシロップで楽しめます。
施設概要
「ロタンダ 風ヶ丘」は、ジブリパークが開園した2022年11月以来、おにぎりや和風スイーツを提供していましたが、リニューアル後は赤い飛行艇「サボイアS-21」のテーマを反映したメニューを加え、より多くの人が楽しめるカフェとしてリニューアルいたします。また、ジブリパークのチケットを持っていない方でも利用できるため、訪れる際はぜひ立ち寄ってみてください。営業日はジブリパークと同じで、営業時間は10:00〜18:00、ラストオーダーは17:00となっています。
まとめ
愛・地球博記念公園内の「ロタンダ 風ヶ丘」は、ジブリの世界を体感できる唯一無二のカフェを目指し、生まれ変わりました。是非、ジブリの魅力を感じながら、新メニューを楽しむために訪れてみてはいかがでしょうか。