川上和人、鳥類学の魅力満載の新作『鳥類学は、あなたのお役に立てますか?』刊行
6月25日、川上和人さんによる新しいエッセイ『鳥類学は、あなたのお役に立てますか?』が新潮文庫から発売されました。この作品は、彼のベストセラー『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』の姉妹編として、多くのファンに期待されていた一冊です。川上さんは、軽妙な語り口で鳥や生物、そして自身の研究者としての生活を赤裸々に描き出しています。
『鳥類学は、あなたのお役に立てますか?』では、南の島での情熱的な調査や机上での深い考察、さらには時折エスカレートする妄想が織り交ぜられています。「ハァー、クショッ! 一つ、新しいことを学んだ。ハエとコショウは同じ成分でできている。」というユーモアに溢れた文体は、読み手を笑わせつつ、同時に深い洞察を提供します。
この新作には、川上さんが日経新聞夕刊に連載していた「プロムナード」を特別収録した「鳥類学者の散歩道」と題された章が含まれており、70ページ以上にも及ぶボリュームで、彼の最新の思考が反映されています。
また、岩井圭也さんによる解説も注目のポイントです。自身も大学院で微生物の研究を行った経験を持つ岩井さんは、川上さんのエッセイに込められた面白さを、自らの研究生活を通じて解き明かしています。
川上さんは1973年生まれの農学博士で、現在は森林総合研究所で地域研究の監督を務めています。東京大学農学部にて学んだ後、『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』が出版されたことで、彼は読書界の注目を集める存在となりました。この最新刊は、彼の探求の旅をさらに深く知るための素晴らしい機会を提供しています。
書籍は文庫版として781円(税込)で販売されており、読者の手元に届くことを心から願っています。冒険、発見、そして鳥類学の魅力にあふれたこの一冊をぜひ手にとってみてください。そして、川上和人さんのユニークな視点で鳥類学の新たな世界を体験してみてはいかがでしょうか。
■書籍情報
【タイトル】『鳥類学は、あなたのお役に立てますか?』
【著者名】川上和人
【発売日】6月25日
【造本】文庫版
【定価】781円(税込)
【ISBN】4-10-121514-3
【URL】
新潮社の公式ページ