納棺師の物語
2026-02-18 22:09:21

心に寄り添う納棺師の物語『いつもの場所に今もあなたがいるようで』

ベテラン納棺師が描く家族の絆



2026年2月18日、著者大森あきこさんの新刊『いつもの場所に今もあなたがいるようで』が新潮社から発売されます。この本は、4000人以上の故人を見送ってきたベテランの納棺師が家族とのお別れの時間を通じて感じた思いや、心温まるエピソードを綴ったものです。

納棺式は、故人との最後の触れ合いの場。小学校1年生のお兄ちゃんが病気で逝った弟にぬいぐるみを手渡すシーンや、バスケットボールのコーチであったお父さんとの最期のハイタッチなど、お別れの時間には様々な形があることが描かれています。著者は、疎遠だった父と最後に対面した娘の心情や、若い母が亡くなった幼子に対する想いも丁寧に表現しています。

各章の内容


本書は3つの章に分かれており、それぞれが家族の絆を深める瞬間を描写しています。

  • - 第1章では、お別れの音楽や食べ物の思い出など、心に残る様々な要素が紹介されています。家族の記憶が生き続けていることを実感させる内容です。
  • - 第2章では、家族それぞれの位置や気持ちに焦点が当たり、違った視点から故人を見つめることの重要性が語られています。各々が抱える思いが交錯し、結びつきが生まれる瞬間を描いています。
  • - 第3章では、人生を振り返るエピソードを通じて、死を迎えることが遠くに感じながらも、同時に近く感じる不思議な感覚が描かれています。涙こらえる場面や、思い出の贈り物が登場することで、感情の深さが伝わってきます。

コラムと著者の想い


書籍には「納棺師のひとりごと」と題したコラムも収められており、納棺師という仕事の特性や、今後の世代へのメッセージが込められています。大森さんは、ただ故人を看取るだけでなく、遺族の心に寄り添う存在であることを意識しており、彼女が納棺師としてのキャリアを通じて感じた事柄を共有しています。

著者大森あきこは、1970年に生まれ、38歳で営業職から納棺師に転身しました。彼女は延べ4000人以上の方々の旅立ちを見届け、現在は新人納棺師の育成にも力を入れています。2025年には一般社団法人ツナギノ森を設立し、葬儀業界の支援を行うためのセミナーやワークショップを積極的に開催しており、まさに多方面で活躍している女性です。

まとめ


『いつもの場所に今もあなたがいるようで』は、家族の絆や生と死の関係について思いを馳せる一冊です。納棺師が見届けた数々の物語は、読者に感情の深さや人とのつながりの大切さを教えてくれます。心に残る言葉やエピソードを通じて、あなたも大切な人との関係を再考する機会になるかもしれません。


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