みずほPayPayドームに登場した墨絵アート「鷹」
福岡にあるみずほPayPayドームの8番ゲート付近に、墨絵アーティストであるNABE(鍋倉誠治)の作品「鷹」が展示されることとなりました。これにより、球団のシンボルである鷹が静かに、しかし力強く、来場者を迎えています。墨絵の魅力を活かしたこの作品は、来年の2025年3月中旬から公開される予定です。
アートワーク「鷹」の特徴
「鷹」という作品は、幅8455mm、高さ2065mmという大きなサイズで設計されています。このアートはダイナミックな筆致が特徴で、力強さを感じさせる仕上がりです。伝統的な墨絵の技法を使いながらも現代的な感性を取り入れており、訪れる人々に新しい感覚を提供することでしょう。公共空間でのアート作品の展示ということで、アートが持つ新たな役割についても提起しています。
アーティストNABEのプロフィール
NABEは5歳から書道を学び、高校を卒業する頃には書道の師範免許を取得しました。その後、デザイン専門学校でグラフィックデザインを学び、玩具や菓子のパッケージデザインに携わることになります。現在は株式会社MEIALUAに所属し、ロゴやWebデザイン、商品企画など多岐にわたる分野で活躍しています。最近ではデザインと書道を融合させた作品にも力を入れており、日本の伝統的な墨表現を現代のビジュアル言語として再解釈し発信する活動を行っています。
MEIALUAの事業内容
株式会社MEIALUAは福岡を拠点とするクリエイティブカンパニーです。アーティストとしての視点を大切にしながら、ブランディングやグラフィックデザインを一貫して提供しているところが特徴です。クライアントとの共同プロジェクトを通じて、今回のような公共空間におけるアート表現=パブリックアートにも力を入れています。アーティストの感性が地域社会に溶け込み、日常の中で触れられるアートを目指しています。
アートと公共スペースの未来
「鷹」の展示は、公共空間におけるアートが持つ可能性を示しています。MEIALUAは、企業や自治体との連携を深めていく中で、更に新しいアート体験を提案していく考えです。アートが日常の一部となり、人々の感性に寄り添う存在になれるような取り組みが期待されます。アーティストの感性が社会にどのように影響を与えていくのか、これからの展開に注目です。
この展示を通じて、アートがどのように人々の心に響くのか、その瞬間を見逃さないよう、ぜひみずほPayPayドームを訪れてみてはいかがでしょうか。