成田凌&沢尻エリカ主演映画『#拡散』小説版が登場
2026年2月27日に公開予定の映画『#拡散』が、小説として新たに生まれ変わります。株式会社プレジデント社の取り組みとして、2025年12月10日より全国の書店で発売される『小説 #拡散』は、脚本家・港岳彦氏による完全書き下ろしの作品です。
映画と小説のメディアを超えた融合
『小説 #拡散』は、主演の成田凌と共演の沢尻エリカが織り成す感情の深淵をより細かく描き出しています。物語は未知のウイルスが広がった後の世界を舞台とし、富山県で介護士として生きる主人公・浅岡信治の苦悩と葛藤が描かれています。彼は、ワクチン接種後に急死した妻の遺影を掲げ、病院前で抗議活動を開始します。その行動は瞬く間にSNSやニュースで広まり、彼は世間の注目を浴びる存在となります。
人間の心理と社会の歪みを描く
物語は徐々に進行し、信治が善意とは裏腹に周囲の人々に利用され、報道やSNSを巧みに操作される様子が描かれています。信治は名声の中で孤立していくことで、何を信じ、誰を信じるのかという現代社会の重要なテーマに直面します。この作品は、情報が氾濫する現代において「真実」とは何か、そして自らの価値観をどう守るかを問いかけ、読者に強く残るメッセージを送ります。
深まるキャラクターの心理
小説版では、映画ではあまり描かれなかった登場人物たちの過去や内面的な葛藤が丁寧に描かれています。これにより、読者はより深く物語に入り込むことができ、映画を観る前にあらかじめ世界観を理解する参考にもなるでしょう。
書籍の詳細情報
- - タイトル: 小説 #拡散
- - 著者: 港岳彦
- - 発売日: 2025年12月10日
- - 価格: 1,650円(税込)
- - ページ数: 256ページ
- - ISBN: 978-4-8334-2588-9
書籍はAmazonにてすでに予約受付中です。
著者・港岳彦のプロフィール
港岳彦は、宮崎県出身の注目の脚本家で、本作の他にも多くの話題作を手掛けています。映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』や『ゴールド・ボーイ』の脚本も担当するなど、その活躍は多岐にわたります。出発点は、1998年に「僕がこの街で死んだことなんかあの人は知らない」で受賞経験があり、以降数々の受賞歴を持つ才能です。
映画『#拡散』の予告
映画『#拡散』は、2026年2月27日に公開されます。原案・編集・監督は白金(KING BAI)であり、脚本には港岳彦が名を連ねています。成田凌、沢尻エリカをはじめとした豪華キャストが登場し、期待が高まる作品です。映画と小説、両方の視点から楽しむことで、同じ物語の異なる側面を味わえるでしょう。
読者としてもファンとしても見逃せないこの作品。映画『#拡散』の公開を待ちながら、小説版を通じて物語の深みをぜひ体験してください。