上月財団が支援する若手クリエイター育成
2026年7月28日、上月財団は第23回「漫画家・アニメーター育成事業」の二次選考会を東京で開催し、助成対象者を発表しました。この事業は、漫画家やアニメーターを目指す15歳から25歳までの若者を対象に、創作活動を支援するために設けられたものです。
事業の改名と助成金の増額
本年度より、事業名が従来の「クリエイター育成事業」から「漫画家・アニメーター育成事業」に変更されました。助成金も年額72万円から120万円に増額され、若者たちがより多くの時間やリソースを創作に費やせるような環境を整えています。
2026年2月17日から5月7日の募集期間中には、全国から203名の応募があり、漫画、映像、イラストの作品が提出されました。その中から一次選考を通過した40名が、二次選考会で実技審査と面接に臨みました。
厳しい選考プロセス
審査は、東京藝術大学大学院の伊藤有壱教授をはじめ、著名な漫画家や企業のプロデューサーたちが参加した選考委員会によって行われました。その結果、厳正な審査を通過した30名が合格者に選ばれました。
選考会では、村田哲也常務理事が参加者に激励の言葉を送るとともに、文化庁の椎名ゆかり調査官からもお祝いの挨拶がありました。伊藤選考委員長からは、「この支援はゴールではなくスタート地点です。皆さんは素晴らしい才能を持っています。力強く成長してほしい」との檄が飛びました。
特別インタビューと経験の共有
また、特別ゲストとして、2020年度に認定された漫画家の@カリカリうめさんが登場し、助成を受けていた当時の経験や現在の活動について語りました。彼女は、「あなた方はこの厳しい業界にふさわしい才能です。共に業界で活躍しましょう」と若者たちを励ましました。質疑応答では、漫画制作技法についての積極的な質問が飛び交い、参加者同士で貴重な交流が生まれました。
参加者の声
選考を通過した参加者たちは、喜びのメッセージを寄せています。
- - 杉浦千尋さん(アルバイト): 「実技は技術不足を感じましたが、楽しかったです。同年代の人たちとの絵を描く試験は刺激的でした。今後も面白い漫画を描くために頑張ります。」
- - 阿蘇品暖乃さん(横浜美術大学): 「新たな作品を制作する感覚で楽しみながら向き合いました。支援を糧に、さらに力をつけたいです。」
助成事業の意義
上月財団は、2004年度の開始以来、764名もの若い方々に助成を行い、多くが漫画やアニメーション、イラスト、美術の分野で活躍しています。今後も若手クリエイターを支援し続ける姿勢を貫いていくとしています。
事業概要
- - 助成対象: 漫画家・アニメーター等を目指す15~25歳
- - 助成金額: 年額120万円
- - 助成期間: 2026年8月~2027年7月
- - 選考方法: 選考委員会による審査
上月財団について
上月財団は、教育の重要性を理念に掲げ、文化や教育の育成に取り組んできました。今後も社会に貢献する事業を推進していくことを目指します。