絵本『なのはないろの わたしのえ』
2025-02-03 11:03:32

新しい自分を見つける絵本『なのはないろの わたしのえ』が発売決定

自分の色を見つける旅



新しい絵本『なのはないろの わたしのえ』が、2025年2月6日に発売されます。この作品は、若い読者に対して自分自身を肯定する大切さを伝える心温まる物語です。土地に咲き誇る菜の花畑と、そこで出会う蜂飼いのおじいさんとの交流を通じて、主人公くるみがどのように自身の絵を再発見していくのかを描いています。

物語のあらすじ



絵を描くことが好きなくるみは、母親と一緒に見た美しい菜の花畑を思い出しながら、絵を描いています。しかし、クラスメートや先生にその作品を理解してもらえず、自信を喪失してしまいます。そんな時、彼女は心が疲れて帰り道を歩いていると、美しい菜の花畑を見つけ、「わあー!」という叫びをあげます。そこに現れたのは、優しい蜂飼いのおじいさん。

おじいさんはくるみの描いた絵を見て、「このえは、おまえさんのあじがするね」と言い、その言葉が彼女の心に深く響きます。彼は、蜂蜜が蜜蜂の体を通して作られるように、くるみの絵も彼女自身にしか描けないものであることを教えてくれます。この出会いがくるみの運命を変えるのです。

絵本の見どころ



本作では、蜂蜜がどのように作られるのかという過程も詳しく描かれています。乏しい知識しか持たない子供たちでも、難しいことなく理解できるように、絵や言葉を通じて丁寧に説明されます。このように楽しみながら学べることが、絵本の大きな魅力の一つです。特に、玉川大学ミツバチ科学研究センターの佐々木謙先生による監修も光っています。

作者について



作:佐々木ひとみ


茨城県を生まれ故郷とし、現在は宮城県に住まう佐々木ひとみは、数々の受賞歴を有する作家です。代表作には『ぼくとあいつのラストラン』や『ぼくんちの震災日記』などがあり、今作でもその豊かな感性を生かし、子供たちに寄り添った作品を創り出しています。

絵:よしむらめぐ


大阪出身のよしむらめぐは、長野県に居を構えています。彼女は元美術教員で、数多くの児童書の挿絵を手がけてきた実力派のイラストレーターです。魅力的なキャラクターや情景を通じて、物語の深いメッセージを視覚的に表現しています。

書籍情報



『なのはないろの わたしのえ』は、2025年2月6日(木)に価格1,650円(税込)で発売されます。A4変型の32ページで構成され、発行は世界文化ワンダーグループとなっています。子供たちの巣立ちの季節にぴったりなこの絵本は、自分らしさを大切にすることの大切さを教えてくれる一冊です。興味のある方は、ぜひ手に取ってみてください。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

関連リンク

サードペディア百科事典: なのはないろのわたしのえ 佐々木ひとみ よしむらめぐ

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。