はじめに
近年、言葉の遅れがある自閉症を持つお子さんに向けた支援が多岐にわたって行われています。この度、株式会社パステルコミュニケーションの代表である吉野加容子氏が開発した、親子のコミュニケーションを促進しながら子どもの発達を促す「発達科学コミュニケーション」に基づいた小冊子、『自閉っ子がサクッと行動できるようになる絵カード~寝る前じゅんび編~』が無料で配布されることとなりました。ダウンロードは
こちらから。
寝る前の準備の重要性
子育てには毎日のルーチンが重要ですが、特に寝る前の準備はお子さんにとっても、親にとってもストレスがかかる時間帯です。日中の疲れが影響し、夕方から夜にかけてはぐずりやすいお子さんも少なくありません。そのため、多くの家庭が寝る準備の際にバタバタと慌ただしく過ごしているかもしれません。お母さんも「早く寝せないと」と急かしてしまい、結果的にお子さんが癇癪を起こすことも少なくないのです。
視覚からのアプローチ
この小冊子では、視覚的なサポートが重要であることに着目しています。自閉症の多くのお子さんは視覚優位であるため、言葉だけの指示を理解することが難しいケースがあります。そこで、絵カードを使用することで、お子さんにとって分かりやすい情報源を提供し、行動をスムーズに促すことが可能になります。
小冊子の内容
小冊子の内容は以下のように構成されています:
1.
絵カードを使うと寝る前のじゅんびがサクッと進むわけ
絵カードを使用することで、準備の流れが理解しやすくなり、日常的にルーチン化することが容易になります。
2.
言葉を伸ばすことが自閉っ子のできた!を増やす鍵
言葉を引き出すためには、適切な声かけが効果的。お子さんとのコミュニケーションを深める方法についても説明しています。
3.
自閉っ子息子が1人で準備ができるようになったストーリー
実際のお母さまの体験談を通して、絵カードがもたらした変化を紹介。
4.
絵カード活用法
実践的な使い方や工夫を提案。お子さんの年齢や特性に合わせた利用方法を詳述しています。
5.
絵カード
具体的な絵カードの内容やデザインについても掲載。
ダウンロードの方法
小冊子を受け取るためには、ご自身のメールアドレスとお名前を登録する必要があります。興味のある方は、
こちらからダウンロード手続きを行ってください。
著者プロフィール
この資料の監修を行ったのは、発達科学コミュニケーショントレーナーであり作業療法士の東原あやさんです。彼女は自閉症のお子さん向けに、癇癪を乗り越えるメソッドを展開し、家庭療育のサポートをしています。詳細は
@higashihara_ayaをご覧ください。
まとめ
この小冊子は、自閉症のお子さんを育てている家庭にとって、日常のコミュニケーションを円滑にし、ストレスを軽減するための有力なツールとなることでしょう。親子で落ち着いて過ごす時間を増やすためにも是非、ご活用ください。