『板ばさみ』ギャラクシー賞受賞
2026-08-20 13:46:14

UHB制作ドキュメンタリー『板ばさみ』がギャラクシー賞を受賞!深刻な動物園問題を映し出す

UHB制作ドキュメンタリー『板ばさみ』が受賞



2026年7月、北海道文化放送株式会社(UHB)が制作したドキュメンタリー番組『板ばさみ 違法動物園と、人間たち』がギャラクシー賞テレビ部門の月間賞を受賞しました。この番組は札幌市南区の「ノースサファリサッポロ」という動物園の違法開発問題を中心に、法律や倫理の葛藤に迫った内容です。

番組では、同動物園が20年以上にわたり無許可で施設を運営してきた問題を取り上げ、その背景にある人間の思惑や社会構造を探ります。特に、動物たちの行き場を考える取材も行われ、視聴者に深い印象を与えました。講評では、「違法動物園を通じて行政や地域開発の問題が見える力作」と評価されています。

ノースサファリサッポロとは?



2005年に開園したノースサファリサッポロは、”日本一危険な動物園”というキャッチフレーズで知られ、全国的に人気を誇っていました。しかし、その裏では、都市計画法で開発が禁止されている市街化調整区域に、無許可で獣舎や施設が建てられていることが明らかになります。札幌市は開園前から何度も撤去を求めてきましたが、運営会社は営業を続けてきたのです。ついには2025年9月に閉園し、動物たちの新しい行き先を見つける問題が残されています。

制作スタッフのコメント



ディレクターの水上孝一郎は、違法開発問題を発見した際、何がこの状況を引き起こしたのかを明らかにすることに強い意欲を持ちました。取材を通じて、行政や運営会社、メディアなど多様な関係者の視点を理解することが重要であると感じました。動物たちがどこに行くのか、その生活の行方に寄り添った取材が続けられています。

プロデューサーの関根弘貴も、メディアがこの問題に気づかなかったことは重要な反省点であると語ります。「ノースサファリ問題」を追う中で、自らの取材姿勢を問い直すことができたといいます。

最後にゼネラルプロデューサーの篠原巨樹は、動物園の本来の目的である命の大切さを伝える場で起きた出来事を通然、メディアの姿勢と現実に向き合う重要性を強調しています。

ギャラクシー賞とは?



ギャラクシー賞は1963年に設立された、日本の放送文化の質的向上を目的とした賞です。優れた作品や個人を顕彰し、テレビ、ラジオ、CM、報道活動の4部門を対象としています。毎月、委員の推薦に基づいて「月間賞」が選ばれ、年間のギャラクシー賞の入賞候補となります。

まとめ



『板ばさみ 違法動物園と、人間たち』がギャラクシー賞を受賞したことは、社会に埋もれた問題を可視化し、視聴者に深い問いを投げかけた成果ともいえます。今後の取組にも期待が寄せられる一作です。


画像1

画像2

画像3

関連リンク

サードペディア百科事典: ギャラクシー賞 UHB ノースサファリ

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。