『Z世代採用革命!』が名古屋のビジネス書ランキングで1位に輝く
三重県亀山市に本社を置く運送会社、株式会社カワキタエクスプレスが、2026年6月19日に発売した新刊『Z世代採用革命! ―社員30人の三重県の運送会社に若者が集まる理由』が、名古屋の三省堂書店でのビジネス書週間ランキングで1位を、丸善名古屋本店で2位を獲得しました。
若手採用の成功事例
この書籍では、同社が17年にわたり高校新卒者や業界未経験者を採用してきた経験を基に、SNSを活用した広報活動や職場環境の改善について詳しく紹介しています。特に、働きやすい職場作りに対する取り組みや、Z世代が求める労働環境に着目した内容が多くの読者に共感を呼びました。
実際に、同社には秋田県から三重県へ移住して入社した社員や、職業を変えてトラックドライバーになった元寿司職人・元うどん職人の若手社員も在籍しています。彼らの経験が書籍内でも紹介され、「転職を選んだ理由」や「新しい生活における挑戦」が多くの具体的な事例として語られています。
物流業界の課題
物流業界においては、ドライバー不足や人件費の上昇が深刻な問題となっています。東京商工リサーチによると、「道路貨物運送業」の倒産が117件に達し、そのうち23件は人手不足が原因であることが示されています。このような状況の中で、地方の中小運送会社がどのようにして若手を採用し、定着させるかが大きな課題となっています。
革新的な採用戦略
カワキタエクスプレスでは、「業界の当たり前とは真逆の改⾰」に取り組んできました。中でも、月給制への変更や男性の育休取得率100%、週末や平日のお休みを自由に選べる制度など、Z世代が求める条件をいち早く取り入れています。このような労働環境作りによって、社員の平均年齢は29歳であり、若手社員が活躍する場が広がっています。
定着への挑戦
新たに20人の応募があり、15人が入社したものの、同社は離職者が出るなど、採用だけでなく定着の課題にも直面しています。職場環境を改善し続けることで、Z世代の社員が安心して働ける場を提供しようとしています。書籍を通じて、他の地方の中小運送会社にもヒントを提供し、業界全体の人手不足問題の解決に貢献することを目指しています。
未来への取り組み
また、同社は「物流の仕事をもっと身近に」という理念のもと、2026年7月25日には「物流見学会2026」を開催予定です。子どもたちを対象とし、物流の現場を体験できるイベントを通じて、次世代にワクワクする職業としての運送業の魅力を伝えます。
当日は、特製のミニトラックやフォークリフトの操作体験など、参加者が楽しめる内容を盛り込む予定です。若手社員の生の声を聞く絶好の機会でもあり、地域における運送業の未来を切り開くための重要な活動です。
まとめ
川北社長は「厳しい状況の中でも、誇りを持って仕事をしているドライバーの姿を発信していきたい」と語ります。運送業界が新たな時代に向けて進化するために、カワキタエクスプレスの取り組みが一石を投じることが期待されています。