伍代夏子特別防犯支援官が歌で届ける防犯啓発のイベント
2025年9月24日、東京・浅草公会堂にて「歌で健康、詐欺根絶!!」と題した防犯啓発イベントが行われました。この催しには伍代夏子特別防犯支援官をはじめ、多岐川舞子、大石まどか、岩本公水の各演歌歌手が出演し、楽しみながら防犯の大切さを訴えました。
新たな切り口での啓発活動
近年、特殊詐欺が地域社会に多大な影響を与えており、その中でも特に「警察官を装う詐欺」が横行しています。このような悪質な手口に立ち向かうべく、SOS47プロジェクトチームが設立され、全国の警察と連携して対策に取り組んでいます。これにより、地域住民、特に高齢者への防犯知識の普及や新たな対策が進められています。
開会式での重要なメッセージ
イベントの第一部では、下谷署の署長が地域における特殊詐欺の状況を報告しました。特に「ニセ警察詐欺」に関しては、急増している現状に警鐘を鳴らし、国際電話の利用休止申請を呼びかけました。この利用休止は、海外からの詐欺電話を防ぐための有効な手段として位置付けられています。
演歌と防犯へのメッセージ
イベントのメインとなる演歌コンサートでは、伍代夏子さんがステージに立ち、オリジナル曲や名曲を披露しました。彼女は歌を通じて観客に防犯の重要性を訴え、「最近のニュースでも話題になっているニセ警察詐欺は、必ずしも警察官が行うものではありません」と警告しました。観客は興味深くその話に耳を傾け、防犯意識が高まる様子が見受けられました。
特に印象的だったのは「知らない番号には出ない」「常に留守番電話を設定する」といった具体的な対策の提示でした。伍代さんは「特殊詐欺の大半が国際電話を使って行われている以上、その対策は必須です」と話され、会場の参加者も強く頷いていました。
スマートフォン利用者へのアドバイス
このイベントでは、最近の詐欺電話の傾向としてスマートフォンへの影響にも触れ、非通知の通話を受けないための設定やセキュリティアプリの導入についても案内が行われました。特に、新たな世代のスマートフォン利用者には、すぐに実践できる具体的な防犯策が求められています。
賢い利用方法としての国際電話の停止
さらに、国際電話の利用休止申請が促され、参加者はその重要性についても理解を深めました。この申請を行うことで、チェックすべきはアプリの設定だけではなく、そもそも危険な電話を遠ざけるという考え方の重要性も伝えられました。国際電話利用契約の利用休止申請は、
こちらのリンクから手続きが可能です。
総評
「歌で健康、詐欺根絶!!」イベントは、伍代夏子さんらによるパフォーマンスとともに、防犯意識の向上に貢献しました。参加者全員が歌を楽しみつつ、防犯について深く考える機会となり、地域の安全意識を高めるきっかけとなりました。今後もこのような取り組みが続いていくことに期待が寄せられています。