辻村深月の話題作『この夏の星を見る』が児童文庫化、実写映画も続々公開！

辻村深月、実写映画化も話題の『この夏の星を見る』が児童文庫で登場！

2025年6月11日、株式会社KADOKAWAから辻村深月の新作『この夏の星を見る』の角川つばさ文庫版が発売されました。この作品は、実は2025年7月4日（金）に待望の実写映画としても公開されることが決定しています。現代の中高生を描いた物語が、どのように映像化されるのか、多くのファンがその日を心待ちにしています。

物語の背景とテーマ

『この夏の星を見る』は、2019年に発生した新型コロナウイルスの影響を背景に、中学生や高校生たちがどのように繋がり、成長していくのかを描いています。特に、外出自粛や部活動の制限があった時代に、オンラインで行われる「スターキャッチコンテスト」に臨む彼らの姿を通じて、友情や挑戦、思いが遂げられない日々の中でも目指すべき光を見つける旅が展開されています。

主人公の真宙は、新入生として孤独を感じていた中、クラスメイトに誘われて理科部に参加することになります。そこで出会う亜紗や円華たちと共に、星を観察する競技に挑む中で、彼らの関係性がどう変わるのかが物語のポイントです。

読みやすさと魅力的なイラスト

角川つばさ文庫版は、上下巻に分かれており、漢字にはすべてルビが振られています。これにより、若い読者でもスムーズに読み進めやすい工夫がなされています。また、挿絵を手掛けるのは人気イラストレーターの那流氏。表紙を並べることでつながる美しいデザインや、各巻に約20点ずつ用意されたキラキラとした挿絵が、物語の世界観をより一層楽しませてくれます。