Utopai East、Alquimista Mediaを完全子会社化し次世代の映像制作に挑む
2026年2月3日、カリフォルニア州マウンテンビューおよび韓国ソウルにおいて、Utopai Studiosが主導するジョイントベンチャー「Utopai East」が、韓国の映像制作会社「Alquimista Media」を100%取得し、完全子会社化したことを発表しました。この動きは、韓国のクリエイティブ産業とハリウッド水準の制作技術を結びつけ、世界のエンターテインメント市場での競争力を一層高めることを目指しています。
Utopai Eastは、次世代シネマティックAIを用いたストーリーテリング技術を駆使して、国際的な視聴者向けにプレミアムな映画やテレビシリーズの制作を進めています。特に、日本と韓国の知的財産(IP)を基に、各国市場に向けた新たな物語を創出していくことを目指しています。
今回の買収により、Utopai EastはAlquimista Mediaが持つ15本のテレビシリーズおよび長編映画のプロジェクトを即座に手に入れました。中でも、注目のタイトル『Bedford Park』は、サンダンス映画祭の「USドラマティック・コンペティション」部門で上映された後、USドラマティック審査員特別新人監督賞を受賞した実績があります。これにより、Alquimista Mediaの法人としての地位も大きく向上したと言えるでしょう。
Alquimista Mediaは、創設者兼CEOのヒョン・パク氏を中心に、韓国コンテンツの制作におけるトッププロデューサーが集結しています。彼らは、Apple TV+KoreaやMoho Filmsでの経験を持ち、『お嬢さん』や『イノセント・ガーデン』、BBCドラマ『リトル・ドラマー・ガール』の制作に携わった実績があります。
Utopai Eastでは、AIによる映像制作のプロセスを理解する技術を搭載しており、既存の作品に新たな魅力を加えていくことが可能です。今後、アクションやスリラー、ファンタジーといった様々なジャンルの作品を展開していく計画で、国際的な視聴者をターゲットにした新たなフォーマットやジャンルへの積極的な進出も視野に入れています。
特に、漫画やアニメ、小説といった日本の強力IPの実写映像化を進めることで、ハリウッド基準のAI技術と韓国の制作ノウハウを組み合わせた斬新な作品を創出し、世界各国の配信プラットフォームへ供給することを目指しています。
Utopai Eastが描く未来は、映像ストーリーテリング、テクノロジー、そして文化輸出の交差点に立つ次世代型スタジオの姿です。CEOのケビン・チョン氏は、韓国が世界で最も力強いクリエイティブの中心地であると評価し、買収を通じて世界クラスのストーリーテリングプラットフォームを構築する意気込みを語っています。また、Utopai Studios共同設立者のセシリア・シェン氏も、そのAIモデルが映像制作の新たな可能性を切り開くことを期待しています。
さらに、ヒョン・パク氏は、Utopai Eastへの関与がアジアの独自のストーリーテリングを世界に広げる一歩であると述べ、クリエイターが自由な表現を実現できる環境を提供していくことに興奮を隠せないとしています。
この新スタジオの今後の展開に注目が集まります。エンターテインメント業界におけるUtopai Eastの動向が、果たしてどのような成果を上げるのか、期待が高まるばかりです。