広島FM『大窪シゲキの９ジラジ』がギャラクシー賞を受賞！大窪シゲキの情熱が青春に響く

広島FM『大窪シゲキの９ジラジ』がギャラクシー賞を受賞！

2023年、広島FMで放送される音楽番組『大窪シゲキの９ジラジ』のDJパーソナリティを務める大窪シゲキ氏が、第62回ギャラクシー賞において見事に受賞しました。この賞は、NPO放送批評懇談会が主催しており、全国のラジオ番組の中から毎年1名の優れたパーソナリティが選ばれるという名誉あるものです。

大窪シゲキの魅力と功績

「オオクボックス」の愛称で親しまれる大窪シゲキ氏は、中高生の心に寄り添った放送スタイルが広島の若者たちから絶大な支持を集めています。彼は2007年から『9ジラジ』のメインDJを務めており、学校の放送室からの校内放送や「9ジラジ卒業式」など、学生たちの思い出を彩るイベントも数多く手がけてきました。特に、学校に出向いて行う「出張校内放送」や、挨拶運動などが名物企画として定着し、リスナーとの距離感を大切にしながら、彼らの青春を応援しています。

また、元リスナーの学生をアシスタントとして迎え入れるなど、後進の育成にも力を入れる姿勢が評価されています。これにより、リスナーだけでなく、スタッフや教員まで巻き込む力を持つ彼の活動は、若者向け番組を志すパーソナリティや制作者の模範とされています。

ギャラクシー賞とは？

さて、ギャラクシー賞とは何でしょうか？ 1963年に設立されたこの賞は、放送批評懇談会が主催し、年間を通じてテレビやラジオの優秀な番組や個人を顕彰する制度です。その特色は、応募作品だけでなく、委員会自身が自ら推薦することで、多様な視点から番組の評価を行う点にあります。このように、ギャラクシー賞は日本の放送業界における権威のある賞として認知されており、多くの人々にとって目標となる存在です。

大窪シゲキの経歴

大窪シゲキ氏は、大阪出身で現在46歳。広島FMの中高生応援プログラムである『9ジラジ』は、開局から25周年を迎える重要な番組で、彼のリーダーシップのもと、多くの若者たちに感動を与え続けています。2004年に広島FMのDJオーディションに挑戦したものの不合格となった後も、大窪氏はADとして番組に参加し、すぐにそのキャラクターで人気を博しました。しかし、家族の事情で大阪へ戻らざるを得なかった彼は、トラックドライバーとして働きながらDJスクールに通い、再びチャンスを掴んだのが2007年のこと。先代の退任を機に、2代目DJとして『9ジラジ』でのスタートを切りました。

大窪氏のスタイルの一つは、中高生に直接会い、彼らの思いを聴くことです。特に「高校生DJ」企画は2022年に始まり、スタジオ体験を通じて、若者たちに自信を与える活動を展開しています。これまでに451人以上の高校生が参加したこの企画は、彼の他者を尊重する力や、番組スタッフの準備の整った支援によって成功を収めています。

さらに、大窪氏は広島の中高校生が輝く場を提供するために、様々なイベントや講演会にも積極的に参加しています。彼の存在は、広島の若者たちにとってかけがえのない人生の一部となっていることでしょう。