村上春樹舞台化
2025-11-26 18:34:22

舞台『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』製作発表、期待の新たな挑戦が始動

世界初の舞台化が実現!『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』



村上春樹の長編小説『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』が、2026年1月から日本で初めて舞台化されるというニュースが飛び込んできました。その製作発表がフランス大使公邸で行われ、主演の藤原竜也さんをはじめ、豪華キャスト陣が登壇しました。

製作発表の様子



イベントでは、藤原竜也さん、森田望智さん、宮尾俊太郎さん、富田望生さん、駒木根葵汰さん、島村龍乃介さん、池田成志さん、そして演出・振付を手掛けるフィリップ・ドゥクフレさんが登壇し、作品の魅力や稽古の初日について語りました。

藤原さんは、フランス・パリでの公演に向けて「この作品をフランスの方に受け入れてもらえるよう努めていきたい」と意気込みを見せました。彼は、物語の中で「私」と「僕」、「影」といった二つの世界が同時に進行することに触れ、挑戦する意義を強調しました。

森田望智さんは、役柄に対する多角的な解釈を語り、「『彼女』は『私』が失ったものを象徴する存在」と述べました。彼女はこの役を通じて、観客に様々な感情を呼び起こしたいと考えているようです。

数々のワールドツアーも決定



舞台の魅力は、日本国内だけでなく、シンガポールや中国、イギリス、フランスといった国々でのワールドツアーにも及ぶことが決定し、各地主催者からも期待の声が寄せられています。フランスのオリヴィエ・ピイ氏は「村上春樹さんの世界がフィリップ・ドゥクフレさんの演出でどのように画面化されるのか、非常に楽しみだ」と語りました。これにより、同作品が国際的にもその文化的価値を証明する場となるでしょう。

各キャストの思い



  • - 宮尾俊太郎さんは、舞台の言語的な表現とダンスによる感情表現のバランスに挑む姿勢を見せ、「自己との対話をどのように舞踊で表現するかが鍵だ」と述べました。
  • - 富田望生さんは、ピンクの女を通じて作品に新しい視覚的解釈をもたらすことに意義を感じていると語りました。「この役を大切に演じ、観客に新たな視点を提供できるよう努力したい」と述べています。
  • - 駒木根葵汰さん島村龍乃介さんのWキャストは、相互の協力を大切にし、より良いパフォーマンスを目指して共同制作を強調しました。
  • - 池田成志さんは、2役を演じ分ける難しさを語りながら、両役の繊細さをどう表現するかに工夫を凝らすことを表明しました。

新たな演出の挑戦



フィリップ・ドゥクフレさんは、作品の演出に対する期待感を強調し、「700ページに及ぶ豊かな世界観を舞台でどう表現するのかという挑戦が楽しみ」とコメントしました。演劇、バレエ、ミュージカルなど、様々な形式が融合した新しい試みで、観客に特別な体験を届けたいと語ります。

チケット情報



2026年1月10日(土)から2月1日(日)まで、東京芸術劇場プレイハウスで上演される本舞台のチケットは、すでに発売中で、追加席の販売も予定されています。特別良席も用意されており、観客にとって貴重な機会となることでしょう。

今後ますます注目が集まる舞台『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』、その魅力を是非その目で確かめてください。


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