吉田修一の小説『国宝』、累計130万部を突破!
朝日新聞発行の連載小説『国宝』が、書籍販売において驚異的な130万部を超えるヒットを記録しました。この数値には単行本や文庫、電子書籍版が含まれていますが、いずれにせよ大盛況です。この作品は、2017年度から2018年度にかけて朝日新聞で連載され、多くの読者に支持されました。
大ヒット映画『国宝』
原作を基にした映画『国宝』は今年6月に公開され、主演を務める吉沢亮さんと共演の横浜流星さんの魅力的な演技で観客を魅了しました。公開から49日間で興行収入はなんと71億7千万円、観客動員数510万人を達成。これにより、映画はまさにメガヒットと呼ばれるべき結果を残しました。その成功はSNSでも大きく取り上げられ、口コミによってさらに広がりました。
名作に仕上げた吉田修一
『国宝』は、深い人間ドラマと緻密な描写で高い評価を得ており、芸術選奨文部科学大臣賞や中央公論文芸賞をダブル受賞するという快挙を成し遂げています。また、多くの書店で完売が続出するほどの人気を誇っています。
ストーリーは、歌舞伎役者の家で育ち、芸の道に全てを捧げる主人公の人生を描いたもので、極道と梨園という異なる生い立ちの二人の若手役者が、青春を芸に捧げていく様子が描かれています。その中で、芸の道に生きる男たちが命を懸けて夢を求める姿は、多くの読者の心に響きました。
デジタルコンテンツや講座の舞台裏
朝日新聞社はこの『国宝』の世界をさらに深めるため、多彩なデジタルコンテンツやイベントを展開しています。例えば、8月29日に新宿で開催されるプレミアム講座には、映画『国宝』に出演する歌舞伎俳優の中村鴈治郎さんが登場し、撮影秘話や新国立劇場での新役への思いを語る予定です。その貴重な内容を対談形式で楽しむことができ、参加者にとって特別なひとときとなるでしょう。
さらに、朝日新聞のデジタル版では、著者の吉田修一さんと映画の監督である李相日氏との対談も予定され、映画の魅力についての深掘りが期待されています。また、俳優たちのインタビュー特集や、書籍についての詳細な分析も行われています。これにより、ブックファンや映画ファンにとっても魅力的なコンテンツが充実しています。
映画『国宝』に関する情報
映画『国宝』は、全国の東宝系映画館で大ヒット公開中です。主演は吉沢亮、監督は李相日、脚本を奥寺佐渡子が手掛けています。リンクから詳細情報をぜひご確認ください。
映画『国宝』公式サイト
書籍概要
- - タイトル: 国宝 上・下
- - 著者: 吉田修一
- - 刊行元: 朝日文庫(朝日新聞出版)
- - 価格: 各880円(本体800円+税10%)
『国宝』の出色のストーリーとその展開に、多くの人々が惹かれることは間違いありません。今後の展開にもぜひ注目です。