ロンドンで開幕した『DEATH NOTE: The Musical』の魅力
オリジナルミュージカル『DEATH NOTE: The Musical』が、ロンドン・バービカン劇場で8月11日に初上演された。この作品は、2015年に日本で初演された後、これまでに数回上演を重ねてきたが、ロンドンでの英語版上演は今回が初めてという挑戦的な試みです。
舞台の歴史と新たな挑戦
『DEATH NOTE: The Musical』は、原作漫画の大場つぐみと小畑健の作品世界をもとに、フランク・ワイルドホーンの楽曲と栗山民也の演出によって生まれたものです。これまで日本での上演にとどまっていたこの作品が新たに海外市場に挑むことで、ミュージカルファンや原作の熱心なファンたちから期待が寄せられています。
ロンドン公演に向けては、キャストオーディションがロンドンとニューヨークで実施され、アジア出身のキャストが大多数を占めています。この新しいバージョンは、海外の観客に物語をより深く理解してもらうために、台本や楽曲が練り直されており、トニー賞やローレンス・オリヴィエ賞の受賞経歴を持つクリエイターたちによって再構築されています。
バービカン劇場の魅力
バービカン劇場は、イギリスの名門劇団であるロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの拠点として広く知られています。また、1985年には『レ・ミゼラブル』の英語版世界初演も行われており、数々の名作が誕生した舞台です。ホリプロにとっても特別な劇場であり、過去には蜷川幸雄による複数の作品がここでのツアー公演として上演されてきました。
今回の『DEATH NOTE: The Musical』は、特に多くの観客を魅了しており、開幕前からプレビュー公演はすべてのチケットが完売の大ヒットを記録しています。公演期間中、コスプレをしたファンが劇場に訪れる様子も見られ、終演後には出演者のサインを求める列ができるなど、熱気あふれる状況が続いています。
公演内容と感想
千秋楽は9月12日までの計51公演が予定されていますが、劇場周辺は常に多くの観客で賑わいを見せています。ホリプロの会長である堀義貴氏は、この作品がロンドンのお客様に届いているという実感を持ち、また、作品が持つ普遍的な魅力に気づかされたと語っています。彼は、このプロジェクトが日本の演劇の国際的な可能性を証明していると感じているようです。
初日が訪れた際に、客席が暗くなり音楽が鳴り始めた瞬間、その熱狂的な拍手と歓声に胸が熱くなったとのことで、彼自身にとっても新たなスタートを切ったと強調しています。このように『DEATH NOTE: The Musical』は、原作の持つ深いメッセージと共に、新しい形で多くの観客に受け入れられています。
今後はこの作品を更に世界中で上演することを目指し、グローバルなアプローチを取るという意気込みが感じられます。初日の成功を受けて、今後の展開にも期待が高まります。
最後に
『DEATH NOTE: The Musical』は、ホリプロと海外の制作チームが手を組んで展開する新しい挑戦の象徴です。この作品は、日本のエンターテイメントが国際的に受け入れられる可能性を示す重要なステップであり、今後の展開が楽しみです。