森田芳光特集上映がついにスタート!
国立映画アーカイブにて、映画監督・森田芳光の特集上映が2025年10月14日から開始されます。この企画では、彼の豊かな映画キャリアを深く掘り下げ、観客に再びその魅力を体験してもらうことを目的としています。
映画監督 森田芳光とは?
森田芳光(1950-2011)は、1970年代に登場し、以降日本映画界を牽引する存在となりました。特に1980年代の作品には強い印象を残し、今なお多くのファンから愛され続けています。ニューヨーク、パリ、韓国等でも回顧上映が行われ、国際的にも評価が高まる中、本特集では彼の監督としての作品はもちろん、脚本家としての功績も併せて紹介します。
上映作品とその見どころ
本特集では、31プログラム、合計38作品が上映されます。その中でも特に注目すべき作品は、『家族ゲーム』や『の・ようなもの』など、社会現象を巻き起こした名作たちです。また、森田が手掛けた脚本作品『ウホッホ探検隊』や『キリコの風景』も上映され、彼の多才さを感じる機会となっています。
さらに今回の特集上映のために、15作品が新たにニュープリントとして製作されており、映像美を再現しつつ、観客に新たな感動を提供します。
特別上映:森田の初期8mm作品
特に注目したいのが、森田の初期8mm作品の特別上映です。自主制作から始まった彼の映画人生の原点をたどる貴重な機会です。代表作には、1970年から1972年の間に制作された実験的な作品群や、1976年の『水蒸気急行』などが含まれ、若い世代からも支持を受けた作品を見ることができます。
トークイベントで深める理解
上映期間中には、さまざまなトークイベントが催される予定です。森田の大学時代の友人や、映画プロデューサー、著名な評論家たちが登壇し、森田芳光の作品や人柄について語ります。これにより、彼の作品に対する理解を深めるための貴重な機会となるでしょう。
スタンプラリーも実施
上映企画と連動したスタンプラリーも行われ、特定の条件を満たすことで素敵なプレゼントがもらえるチャンスもあります。映画を楽しむだけでなく、特別な体験もできるこの機会をお見逃しなく!
開催情報と展覧会
特集上映は2025年10月14日から26日、さらに11月4日から23日まで、国立映画アーカイブで開催されます。また、展覧会『映画監督 森田芳光』も8月12日から11月30日まで開催され、彼の足跡を辿る絶好の機会です。
詳しい情報は国立映画アーカイブの公式HPをご確認ください。森田芳光の映画を通じて、彼の独自の視点や創作の深淵に触れる貴重な体験をお楽しみください。