2025年秋に向けた日本IP募集 "A-JAPANプロジェクト"の発表
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)は、2025年秋に向けて新たなプロジェクト「A-JAPAN」を発表しました。このプロジェクトでは日本の独自性あふれるIP(知的財産)の映像化やリメイクを目指し、北米及び海外の制作関係者に向けて作品を募集します。プロジェクトの略称である「A-JAPAN」は「Acceleration-JAPAN」という名称に由来し、日本の優れたコンテンツを海外で新たに展開するための活動を指しています。
海外の映像制作への道を開く
このプロジェクトは、経済産業省が後援するもので、これまで700社以上のハリウッドのスタジオや制作会社との関わりを持ち、数々の日本のIPを紹介してきた実績があります。参加を希望する作品数は約3作品で、多くのジャンル(ドラマ、コメディ、SFなど)が候補として挙げられています。実際、過去には20以上の作品がプロデューサーとパートナーシップを結び、企画開発が進められています。中にはメジャースタジオから映像化オファーを受けた作品も存在し、このプロジェクトは日本作品のグローバル展開において大きな期待が寄せられています。
募集するIPの種類
対象となるIPは以下のような多様なジャンルです:
- - 小説
- - 漫画
- - アニメ
- - 映画
- - テレビドラマ
- - ゲーム
募集されるジャンルの幅も広く、ドラマ、アクション、ファンタジー、ホラーなど、さまざまなストーリーが求められています。国際的な視点でのスクリプトや企画は、より多くの視聴者に響くものとなるでしょう。
ピッチ・セールスの流れ
2025年秋には、北米市場をターゲットにしたピッチング活動が行われます。具体的には、オンラインでのセールス活動や各種イベントに参加し、選ばれた作品が映像制作に向けて進む流れとなっております。ビーコムとVIPOのチームによるサポートがあり、ピッチ用資料の制作も手助けするとのことです。
参加に興味のある方へセミナーを開催
「A-JAPAN」に興味を持たれた方々のために、紹介セミナーを開催します。セミナーでは、プロジェクトの詳細から、過去の傾向、そして出展までのプロセスを詳しく説明します。日程は5月28日と6月24日の2日間で、どちらかの希望日を選んで参加申し込みが可能です。
作品応募の締切や条件
作品の応募締切は2025年7月7日で、参加には無料ですが、一部条件が設定されています。英語翻訳や字幕等の準備が必要となる場合、その責任はIPホルダー側にあるため注意が必要です。また、プロジェクトが進行する中で費用が発生する可能性がありますので、各自の負担となります(例えば、法務関連の交渉費用など)。
この貴重な機会を利用し、自分の愛するIPを海外へと広げるチャンスをつかんでみてはいかがでしょうか。詳しい情報はVIPOのメールアドレスに問い合わせてみてください。ぜひ、多くの皆さんの応募をお待ちしております。