高知工科大学教授がスウィーツの理念を紹介
2026年1月24日、高知工科大学の桂信太郎教授によって書かれた新刊『人こそが最高の宝である』が発売されます。この書籍では、高知県に本社を置く株式会社スウィーツの経営理念とその実践に焦点を当てており、地域に根ざした「共感経営」の成功事例を詳しく探ります。
スウィーツの経営哲学
スウィーツは、年商が10億円を超える企業で、約80人の従業員を抱えています。同社の経営理念には「世の中にとって良いことを行う」という強い信念が込められており、これは桂教授が注目する経営哲学の核心です。桂教授は、この理念が企業成長において欠かせない原動力であるとしており、彼の示す内容は地域社会との共生を目指す経営についての新たな洞察を提供します。
共感経営の実践
スウィーツの経営スタイルは、経営学の「共感経営(Empathy-based Management)」として知られる手法に基づきます。最近では、AppleやMeta、無印良品、花王などの大企業がこの経営手法に注目していますが、スウィーツはこれを地域に適した形で実践しています。具体的には、農家が手間をかけて育てた伝統的な作物や職人の手仕事による素材を活用し、自社の菓子製品として新たな命を吹き込んでいます。
このような取組みは、新たなヒット商品を生み出し、生産者の収入向上やモチベーション向上につながり、さらには地域全体への波及効果を生んでいます。桂教授は、このような企業を「共感経営を軸にした優秀なプロデューサー」と称えており、サステナブルな成長を実現する企業モデルとして、その重要性を強調しています。
受賞歴と社会貢献
スウィーツはこれまで数々の受賞歴を持ちます。2012年には「ニッポン全国ご当地おやつランキング」でジャージー乳のアイスブリュレがグランプリに選ばれ、2015年には田野屋塩二郎シューラスクが初代グランプリを受賞しています。また、スウィーツの製品が評価され続けることで、地域全体のブランディングにも寄与しています。
さらに、スウィーツの創業者・福永稔氏の信念に基づく「ともしび奨学基金」が設けられおり、自己の成長と社会貢献を両立させています。この奨学金制度は、経済的な理由で進学が困難な若者を全面的に支援することを目的としており、本書の売上はすべてこの基金へ寄与されます。桂教授は、この取り組みにも強く共感し、自社の社会的使命を広く伝えたいという希望を抱いています。
書籍の概要
この書籍は全3部構成となっており、スウィーツの創業物語から最新の経営実践、さらに将来への展望までを包括的にカバーしています。
- - 第1部: スウィーツ創業物語 - 創業者の経営哲学「三つの主義」と「三つの価値観」
- - 第2部: スウィーツの礎を築く - OEMから自社ブランドへの転換や地域資源との共創
- - 第3部: マネジメントの原則 - 大災害時代への対応と永続企業への道
この書籍は、地域企業の経営に関心のある方々にとって、大変興味深い内容となっていることでしょう。
書籍販売情報
『人こそが最高の宝である』は2,000円(税抜き)で、Amazonや株式会社スウィーツの公式サイトで購入することが可能です。興味のある方はぜひ手に取って、そのメッセージを感じてみてください。
書籍の詳細や購入方法については、以下のリンクをご覧ください。
著者プロフィール
桂信太郎(かつら・しんたろう)
高知工科大学の教授であり、博士(学術)を保有しています。研究分野は経営管理戦略論と地域経済論で、地域企業の実践を深く掘り下げています。スウィーツの理念と実践に深く共感し、本書を執筆することとなりました。