創刊100周年を祝う特別な時刻表
株式会社JTBパブリッシングが発行する『JTB時刻表』が、2025年12月19日(金)に発売される2026年1月号で通巻1200号を迎えます。この記念すべき号の表紙は、著名なデザイナー水戸岡鋭治氏によって描かれた特別なイラストが彩ります。また、長年親しまれてきた誌名ロゴがリニューアルされ、新たなデザインへと生まれ変わります。
記念号の魅力
今回の1200号記念号では、全国の観光列車や特急のデザインを手掛けてきた水戸岡鋭治氏が描く「夢の列車」がメインビジュアルとして紹介されます。このイラストは、老若男女が楽しめる賑やかな列車をイメージしており、見た人に心温まる印象を与えます。水戸岡氏は、イラストに対して「実現が難しい要素も含め、自由な発想で描きました」と述べており、彼の独創的な世界観が感じられます。
新ロゴデザインの背景
さらに、創刊100周年と1200号の記念のタイミングで、誌名ロゴも水戸岡氏によって“Reデザイン”されました。決定にあたっては、読者からの意見を集め、愛読者の声を反映した結果となっています。水戸岡氏は「『JTB時刻表』は変わらないでいてほしいという声も多く、どのように進化するかを追求しました」と述べています。この新しいロゴは、長年の伝統を大切にしつつ、新な一歩を踏み出す象徴とも言えるでしょう。
忘れられない思い出を提供
巻頭記事では、水戸岡氏のアトリエや、彼が率いる“チーム水戸岡”による家具工房の様子にクローズアップしています。読者は、デザインの裏に隠された情熱や思いを知ることができ、自らの旅に思いを馳せる機会を得られます。
編集長のコメント
第19代編集長の梶原美礼氏は、”101年目への新しいデザイン”というテーマについて語ります。「未来へ向かって走行する列車をイメージし、明るくて楽しそうな雰囲気に仕上がったイラストは、旅への期待感を掻き立てるものです」と彼女は述べており、新デザインに対する高い期待が感じられます。
製品情報
『JTB時刻表』2026年1月号は、B5変形判で1088ページとボリューム満点。定価は1500円(税込)で、全国書店やネット書店、Amazonなどで購入可能です。さらに、2025年12月16日(火)には『JTB時刻表100年誌』も発売され、こちらも好評予約受付中です。こちらは304ページにわたり、過去100年の時刻表の魅力や関係者の声を伝えています。
総括
この1200号記念号は、『JTB時刻表』がこれまで築いてきた歴史を振り返りながら、未来へと向かう一歩を感じさせる作品です。読者にとって、ただの時刻表以上の存在となることでしょう。旅行がもっと楽しくなるために、ぜひ手に取ってみてください。