シソンヌじろう短編集
2026-08-05 15:37:37

シソンヌじろうが描く女性たちの物語、短編集が文庫化決定!

シソンヌじろうが描く愛すべき女性たち



お笑いコンビ「シソンヌ」で知られるじろうの短編集『あの子が故郷に帰るとき』が、2026年8月5日(水)に文庫として刊行されます。この作品は、2018年に発表された同名の短編小説集が改題され、加筆修正が施されたものです。さらに、ファン必見の文庫版あとがきも新たに収められています。

じろうは、青森県弘前市出身。彼の作品は、地元の風景や人々の生活が色濃く映し出されています。彼自身の過去にあった劣等感やコンプレックスを、物語を通して表現しています。彼は、「自分も弘前から出てきたとき、いろんなことに悩んでいた。そんな気持ちを女性たちと共有できる部分があるのではないか」と感じていると語ります。

この短編集では、10人の異なる女性主人公がそれぞれの人生を生きています。じろうが巧みに描くこの女性たちは、その不器用さや愛おしさが同時に感じられ、読者は誰もが共感できるような魅力を秘めています。主人公たちの成長や恋愛、仕事、大切な人との別れなど、切ないながらも共に歩んでいく姿が、心を打ちます。「こんなはずじゃなかった」と思う瞬間の先に、彼女たちの日々が少しずつ面白くなっていく様子が描かれています。

また、じろうの活躍は本に留まりません。「有吉の壁」や、NHKの連続テレビ小説「風、薫る」など、テレビでも幅広く姿を見せています。彼の観察力は他者の弱さや愛らしさを引き出し、小説の中でその人間性が俯瞰されることが魅力です。

さらに、本書にはじろうの故郷・青森での生活や裏話を語った公式ポッドキャストも配信中です。読む前でも読んだ後でも楽しめるコンテンツが充実しており、作品との相乗効果でより深く物語を感じることができるでしょう。

内容の充実


この短編集の中でも特に注目すべきエピソードは、引きこもりだった主人公・典子が描かれています。彼女は、望遠鏡を通して見たバスターミナルの運転手・小田嶋さんに恋をし、その景色が彼女の生活を大きく変えます。彼女が大学に合格したことを機に、小田嶋さんに近い場所に住むために行動に出たことから物語が展開していきます。

じろうの作品は、読者に共感を呼び起こし、時にはクスッと笑わせ、また時には胸にじんわりとした感動を与えます。孤独を愛する人たちにとっての「お守り」となるような、その姿は誰にでも通じるものがあります。読後は、心が少しゆるむ感覚を味わえることでしょう。

書誌情報


  • - 書名:『あの子が故郷に帰るとき』
  • - 著者:じろう(シソンヌ)
  • - 仕様:文庫192ページ
  • - 定価:737円(税込)
  • - 発売日:2026年8月5日(水)
  • - 発行:双葉社

本作品は、じろうの人間観察の鋭さと優しさを感じることができる必読の一冊です。ぜひ、手に取ってみてはいかがでしょうか。


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