第2回生きる本大賞
2025-06-07 12:40:27

「生きる」をテーマにした本の賞 第2回生きる本大賞受賞作品発表

「生きる」をテーマにした文学賞、第2回生きる本大賞発表



イオングループの株式会社未来屋書店が主催する『第2回生きる本大賞』が、2023年12月に発表されました。この賞は、様々な社会的背景を持つ人々に寄り添い、「生きる」力を与える書籍を広めることを目的としています。

賞の概要と背景


この「生きる本大賞」は、多くの有志書店員の協力のもと、2025年6月7日に発表される予定です。選考対象は、2023年9月から2024年12月に出版されたノンフィクションやエッセイの作品。選考委員である書店員たちが各店舗から候補作を選出し、最終的に絞り込まれた作品の中から、「伝えたい作品」を大賞として選びます。

初年度となる2023年12月に発表された第1回大賞は、土門蘭著『死ぬまで生きる日記』が受賞しました。

ダブル受賞作品の紹介


第2回の受賞作品として、編集された『小山さんノート』と奈倉有里著『文化の脱走兵』が大賞を受賞しました。

『小山さんノート』の受賞理由


この本は、ホームレスである小山さんが生前に残したノートを編纂したもので、彼女の日常や思いを綴った内容が評価されました。選考者は、ノートを通じて小山さんの人生に寄り添った人々の思いも感じ取ることができると述べています。

編集者のコメントには、「小山さんが喫茶店でノートを書くことが生きることそのものであった」との思いが込められており、彼女の言葉が他者の生きる力を刺激することを願っています。

『文化の脱走兵』の受賞理由


一方の『文化の脱走兵』は、現在の社会情勢や不安を背景に、文学や言葉が持つ力について探求したエッセイとして評価されました。選考者は、今の時代に響く優しさと鋭さを兼ね備えた作品だと称賛しました。著者自身も、作品を通じて仲間たちと共に生きる力を見出すことを願っています。

ノミネート作品の紹介


また、今回の大賞受賞作品以外にも以下のノミネート作がありました:
  • - 『いつかみんなでごはんを: 解離性同一性障害者の日常』著者:碧月はる
  • - 『あらゆることは今起こる』著者:柴崎友香
  • - 『安全に狂う方法: アディクションから掴みとったこと』著者:赤坂真理

発表後の展開


『第2回生きる本大賞』の発表を受け、未来屋書店では全国118店舗で書籍フェアの開催を計画しています。具体的な開催日程や内容は今後随時公開される予定です。

この賞は、ただの文学賞にとどまらず、多様な社会の中での「生きる」というテーマを問う重要な取り組みとして、今後も多くの読者に影響を与えることでしょう。

まとめ


「生きる」をテーマにした本の大賞、第二回生きる本大賞の受賞作品は、私たちに生きる力を与える貴重なメッセージを持っています。これからも、このような作品が多くの人々に届き、さまざまな視点を提供することを期待したいです。


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