アガサ・クリスティー最新作とデビッド・スーシェ特集がミステリーチャンネルで放送！

12月21日（日）、日本唯一のミステリードラマ専門チャンネルであるミステリーチャンネルが、毎年恒例の特別企画『アガサ・クリスティーからのXmasプレゼント』を開催します。この日は、アガサ・クリスティーの最新ドラマ「ゼロ時間へ」と、名探偵ポワロを演じたことで知られるデビッド・スーシェによる紀行ドキュメンタリー「デビッド・スーシェと巡るアガサ・クリスティーの旅」が、独占日本初放送されます。

「ゼロ時間へ」—アンジェリカ・ヒューストン主役の新しい解釈

「ゼロ時間へ」は、BBCが手掛けたアガサ・クリスティー原作の最新作で、昨年3月にイギリスで放送された作品です。物語は1936年のイギリスを舞台に、花形テニスプレイヤーであるネヴィルを中心に展開します。スキャンダルの渦中にいる彼は、元妻と現妻の二人と一緒におばの屋敷で過ごすことに。そこで繰り広げられるのは、嫉妬、虚偽、憎悪が入り混じる複雑な人間関係です。この中で、ついに事件が発生する“ゼロ時間”へと至る緊迫感に満ちたストーリーが展開します。

主演のアンジェリカ・ヒューストンは、映画『アダムス・ファミリー』でも知られる名優であり、その演技力が特に称賛されています。イギリスのガーディアン紙による評価では、「彼女はこの悪魔的な作品で演技力の頂点を極めた」と取り上げられており、観る者を魅了する存在感を感じさせます。

デビッド・スーシェの特別紀行ドキュメンタリー

「デビッド・スーシェと巡るアガサ・クリスティーの旅」では、デビッド・スーシェがクリスティーゆかりの地を巡る旅を描いています。ポワロとしての40年以上のキャリアを持つ彼ですが、この紀行ドキュメンタリーでは、アガサ・クリスティーの作品にどのようなインスピレーションが与えられたのかを明らかにします。

旅の舞台は南アフリカ、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、そしてキャスティングの重要な一環となったハワイです。クリスティーがかつて休暇を過ごした地を訪れることで、彼女の文学に影響を与えた背景を探求します。この特別な旅を通じて、デビッド・スーシェはクリスティーの人生と作品に新たな光を当てています。