四季折々の暮らしを美しく綴る『綽 たおやかに』
料理家・三枝政代の新たなライフスタイルブック『綽(しゃく) たおやかに』が、2026年7月4日に発売されます。この本は、彼女が長年にわたり磨いてきた美意識を反映した作品で、日々の暮らしにおける四季の豊かさを感じさせる内容となっています。
季節を感じる料理と演出
本書では、季節の美しさを味わうためのさまざまなアイデアが紹介されています。例えば、春の訪れを祝うためには、採れたての山菜のほろ苦い味わいを楽しむ料理が提案されています。そして夏には、すだちを散らしたアーモンドゼリーを通じて爽やかなひとときを演出。日常の食卓で「旬」を大切にすることは、三枝流の贅沢な楽しみ方であることが強調されています。
一つの章では、ある夏の日の食卓の写真が掲載されており、木漏れ日の中で輝くガラス器が、暮らしの中に優美な瞬間を与えていることが伝わってきます。
器の楽しみ方
三枝さんは、器の使い方にも自由な発想を持っています。本書では、フィンランドの陶磁器ブランド「イッタラ」の1930年代生まれの定番を使用し、花器としてだけでなく、茶席の水差しや文房具入れとしても楽しむことを提案しています。さらには、花器としての砂鉢にフライドチキンを大胆に盛り付けるアイデアも紹介されており、器の使い方を楽しむ心が伝わってきます。
季節の行事を大切に
料理は、ただ味わうためだけではなく、季節の行事を家族や友人と共に楽しむための大切なものであることが、本書にも表れています。五節句やクリスマスといった特別な日には、料理やしつらいに工夫を凝らし、近しい人たちと過ごす喜びを分かち合います。特に、那須塩原の別荘で過ごすクリスマスの写真では、廃材を利用した北欧風のツリーが、白と銀の飾りで彩られた情景が心に残ります。
著者の背景
著者の三枝政代さんは、1941年に東京都で生まれ、静岡県熱海市で幼少期を過ごしました。彼女は東京藝術大学を卒業後、約50年にわたり青山で紹介制の料理教室を運営し、四季を大切にした料理やしつらいの提案を行っています。
書籍詳細
発売日: 2026年7月4日(土)
定価: 2,750円(税込)
仕様: B5判・88ページ
発行: 株式会社世界文化社
この『綽 たおやかに』は、三枝政代さんの美しさあふれるライフスタイルを知るための一冊であり、読者の日常生活に豊かなアイデアをもたらしてくれることでしょう。興味のある方はぜひ手に取ってみてください。