2025年3月15日、名古屋テレビ放送(メ~テレ)と朝日新聞名古屋本社は、高校生向けのコンテスト「SDGs QUEST みらい甲子園 東海エリア大会」の結果を発表しました。これはSDGs(持続可能な開発目標)の啓発を目的としたもので、高校生たちが地球や社会の課題に対するアイデアを競い合いました。
大会には、愛知、岐阜、三重、静岡の4県から188チーム、約820名が参加。1次審査を通過したのは12チームで、最終的にはプレゼンテーション動画を用いた審査で受賞者が選ばれました。
最優秀賞に輝いたのは愛知県立猿投農林高等学校のチーム「造園デザイン研修班」です。彼らのテーマは「造園という武器で持続可能なまちづくり~将来世代の地方創生~」。若者たちの視点から、地域の魅力を引き出すアイデアが評価されました。このプロジェクトは、学生たちが実地での造園活動を通じて、持続可能な社会の構築に寄与しようとする試みです。
優秀賞にはオイスカ浜松国際高校の「環境SDGsプロジェクト」が選ばれました。彼らのプロジェクトは「地域参画型Eco-DRR浜と松プロジェクト」で、地域住民と共に防災と環境保護の両立を目指す活動です。地域の力を引き出すとともに、SDGsの理念を浸透させる取り組みとして評価されました。
また、特別賞には暁高校の「水族館づくりを通して考える自然保護~水族館制作大作戦~」が選ばれています。このアイデアは、教育的な観点から環境保護の重要性を広めることを狙ったもので、生徒たちが主導する形で自然保護に貢献しようというものです。
タキヒヨー賞はクラーク記念国際高校浜松キャンパスのチーム「やまやまたけやまんず」が受賞しました。彼らのプロジェクト「フラワーロス削減で持続可能な社会へ未来に花を咲かせよう」は、特に食品ロスの問題と密接に関連しており、社会的なメッセージも込められています。
この大会は、SDGsについての意識を高めるための重要な機会となり、多くの高校生たちが創造的なアイデアを提案しました。主催者側では、これらの活動を通して今後もSDGsの重要性を伝えていくことを決意しています。
今後、こうした高校生たちの挑戦が、さらなる社会の変革に繋がることを期待しています。