世界中から異世界の物語が集結!
2026年2月9日、日本の書籍市場において新たな異世界ファンタジー小説が誕生することが決まった。株式会社KADOKAWAは、キューダップ株式会社やMyAnimeListと共に開催した「MyAnimeList x Honeyfeed Writing Contest 2025」で、高評価を得た作品を発表した。このコンテストは、英語で投稿された異世界ファンタジー小説を対象に掲げ、1,240作品が応募された。その中から厳正な選考を経て、見事グランプリを勝ち取った作品は、Frettiko氏による『Isekai'd with my dog, I'm not the hero?!』である。
グランプリ作品の魅力とは?
『Isekai'd with my dog, I'm not the hero?!』は、平凡な男ミツタとその愛犬トーストが異世界に転生する姿を描いた物語。トーストは、異世界でLv99の勇者に成長し、様々な冒険を繰り広げる。しかし、飼い主のミツタはLv1のまま。トーストが持つ特典や力によって異世界での居場所を模索していく様子が、コミカルかつ感動的に描かれている。作品には愛犬との絆や成長が詰まっており、日本の書店に並ぶ姿が容易に想像できる内容となっている。
佳作作品もユニークな設定
さらに、佳作として表彰された2作品も注目だ。Kaorinさんの『HR in Another World: Building the Strongest Parties with my Appraisal Skill』は、人事部長が異世界に召喚されるというストーリーで、隠れた才能を見極める力を駆使して仲間を集めていく。こちらはバトルと策略が織り交ぜられており、新たな英雄の物語を展開。
もう一つの佳作、Literate_Manulさんの『Drinking Buddies: Hangover In Another World!』は、日常から異世界への二日酔いでの冒険を描いたコメディ。マーカスとガスは、魔王を倒すという大ボラを吹いてしまい、奇想天外な展開を迎える。どちらの作品も個性豊かなキャラクターとユーモアで緻密に構成されており、読者の興味を引きつけてやまない。
コンテストの影響と展望
今回のコンテストでは英語話者の多くから日本のライトノベル・新文芸への強い関心が寄せられ、特にKADOKAWAとしても挑戦的な試みが大成功を収めた。審査委員は、応募作品の中から厳選した3作品を選出し、アネコユサギなどの著名な作家や編集者が選考に参加したことで、作品の質も高かった。グランプリ作品は、KADOKAWAの編集者による翻訳出版が決定している。
未来の発展に期待
KADOKAWAは、今後ともグローバルな才能を見出すために、国内や海外でWEB小説コンテストを開催し、新たなヒット作品の発掘を目指す。ライトノベルや新文芸の世界は多様なジャンルへと広がり、その背景には海外の小説投稿サイトへの期待や需要が顕在化してきている。本コンテストは、その一歩となり、これからの異世界ファンタジーに新たな風を吹き込むことだろう。
新たに生まれた異世界の物語たちが本として刊行される日が待ち遠しい。