世界遺産検定2年ぶりの改訂が決定!
NPO法人世界遺産アカデミーと世界遺産検定事務局は、文部科学省の後援を受けている「世界遺産検定」の公式テキストを2025年3月18日に全面改訂すると発表しました。この改訂版には、2024年に新たに世界遺産として登録された「佐渡島の金山」をはじめ、最新の遺産情報が盛り込まれています。
改訂のポイント
今回の改訂では、2級、3級、4級のテキストが刷新され、特に受検生にとって重要な内容となっています。特に2級のテキスト「くわしく学ぶ世界遺産300」では、国内の全遺産26件と、世界の代表的な遺産300件を豊富な写真とともに紹介。遺産のテーマごとにまとめられており、横のつながりを意識しながら学ぶことができます。245件の遺産がテーマ別に紹介され、「プレリミナリー・アセスメント」などの最新情報も網羅されています。
3級の「きほんを学ぶ世界遺産100」では、日本の全遺産26件と、世界の遺産100件が対比を交えながら展開され、世界の多様性と共通点を理解しやすい構成となっています。また、4級の「はじめて学ぶ世界遺産50」は、中学生や高校生向けの内容で、日本の遺産を中心に世界の主要な遺産を紹介。歴史や地理の学習に役立つ内容です。
準1級の新設と過去問題集
さらに、2024年には新たに準1級が導入され、これに伴う過去問題集も同日発売されます。この過去問題集には、2024年に初めて行われる準1級の問題を完全収録しており、受検対策としても非常に役立つ内容です。これにより、受検者は最新の出題傾向に沿った学習が可能になります。
予約受付と発売日
テキスト類や過去問題集は、現在オンラインで予約受付中で、リリースに向けて多くの注目を集めています。公式サイトでは、詳細や試験日程、テキストの内容についての情報も掲載されているので、是非チェックしてみてください。
世界遺産検定の意義
この検定は、ユネスコの理念を知り、世界遺産活動に参加することを目的としたもので、年四回行われています。35万人以上の受検者を持ち、20万人以上が認定を受けており、特に20代を中心に幅広い世代から支持されています。世界遺産を学び、旅をより楽しむための検定として、多くの人々に愛されているのです。
まとめ
2025年度版のテキストと過去問題集は、今後も世界遺産検定の受検を目指す方々にとって、必携のアイテムとなることでしょう。ぜひこの機会に、世界遺産について深く学び、知識を広げてみてはいかがでしょうか。