600座以上の山を登った外国人女性の感動の登山記録

安涼奈さんの日本登山エッセイ

2025年5月27日、株式会社KADOKAWAから、外国人女性の山旅を描いたエッセイ『日本で山登りはじめました。外国人の私が感じる特別な魅力』がリリースされる。この本は、ロシア出身の安涼奈（アリョーナ）さんが、日本の美しい山々を巡り、感じた特別な体験や思い出を49のエピソードにまとめたものだ。

安涼奈さんは、サンクトペテルブルグ国立大学に在学中、2014年に文部科学省の留学プログラムを利用して日本に来た。予備校を経て東京大学に合格し、法学部を卒業。さらに、公共政策大学院で学び、現在は会社員として働く傍ら、YouTuberやモデルとしても活動している。彼女は、国内旅行が大好きで、2017年には47都道府県を制覇するほどの旅行好きである。

登山を始めたのは2021年で、友人と訪れた上高地の美しい景色に魅了されたことがきっかけだった。それ以来、安さんは、短期間のうちに600座以上の山を登るという快挙を達成した。その旅の中で、特に印象に残った49のエピソードを本書に収めている。

日本の山々の魅力

このエッセイでは、山の美しさや日本ならではの特色を余すところなく描写している。例えば、北陸の白山や月山での神聖な体験、登山仲間との出会いや、美味しい温泉や食事の数々。安涼奈さんは、日本の自然の美しさを感じながら、山登りを通じて多くの新しい友情や体験を得たことを語る。「日本でしか味わえないこの特別な体験を、もっと多くの人に伝えたい」との思いが込められている。

本書の目次は、北海道から九州まで、各地の山々を旅する様子が収められている。安さんが足を運んだ場所や、そこでの思い出が活き活きと綴られており、読者はまるで彼女の冒険を共にしているような気持ちになるだろう。

エッセイの概要と著者のプロフィール

本書『日本で山登りはじめました。外国人の私が感じる特別な魅力』は、224ページの内容で、定価1,870円（本体1,700円＋税）という手頃な価格になっている。また、ISBNは978-4-04-607093-7で、KADOKAWAからの発行だ。

著者の安涼奈さんは、日本の文化や自然に深い敬意を持ち、登山を通じて多くの歴史や価値観を学んできた。彼女の挑戦は、単なる趣味を超え、日本の文化への理解を深める旅でもあった。YouTubeチャンネル『安涼奈 /Alyona』や『安涼奈の山登り』では彼女の日常や登山の魅力を発信しており、Instagramでは美しい山々の写真をシェアしている。これから本書を手に取り、安さんの特別な山旅のストーリーに触れてみてはいかがだろうか。