ロサンゼルスを拠点とするファッションブランド、Madhappyが新たに発行したオリジナルアート雑誌『Local Optimist』の第4号が公開されました。今回のテーマは「Pathways」です。この号では、アーティストやクリエイターが創造とつながりの「道」をいかに切り開いてきたかを深掘りし、現代社会における「生き方」や「選択肢」の多様性を美しいビジュアルと共に紹介しています。
本号のメインテーマは、"私たちはどんな道を必要としているのか?そして、想像力だけが辿れる道を切り拓けるのか?"という問いです。様々な背景を持つアーティストたちが集結し、それぞれの視点から新しい道を模索します。
表紙を飾る注目の人物たち
1.
Sabrina Fuentes
ニューヨークを拠点に活動するオルタナティブ・ロックバンド「Pretty Sick」のボーカルであるSabrina Fuentesは、自身の音楽に自己破壊的ながらも美しい回復力のある世界観を表現しています。彼女の音楽は、聴く人々にとって共感できるものです。
2.
Kaile Teramoto
北カリフォルニアで活動するこのヴィジュアルアーティスト/コンポーザは、廃材と自然素材を融合させた作品を通して、循環的な視点で現代アートを再構築します。そのアプローチは、環境への配慮を感じさせるものです。
3.
Yuka Takahashi
東京・高円寺にある独立系書店「Hi Bridge Books」の創設者である彼女は、文学、アート、コミュニティの架け橋として活動し、人々に静かな革命をもたらしています。
その他の特集
また、本号には多様なクリエイターたちが登場します。モデル兼スタイリストとしてジェンダー表現を拡張するCoco Star Simsや、ロンドンと東京をつなぐアートプロジェクトチームDean EdmondsとNatsumi Sashidaが参加しています。他にも、サブカルと社会福祉の交差点を描くソーシャルデザイナーRachel Dayや、高精度なスピーカーを製作するDevon Turnbullなど、独自の視点で社会に新たな風を吹き込む人物が揃います。
さらに、占星術を通じてポリティクスやアイデンティティを探求する現代思想家Alice Sparkly Katや、サステナビリティへの視点を持つ活動家Asmeret Berhe-Lumax、記憶と生態をテーマにしたアートコレクティブ「A History of Frogs」などがインタビューやエッセイを通じて、多層的な視点を提供してくれます。
Local Optimistとは?
『Local Optimist』は、好奇心を持つ読者に向けたアートカルチャー誌です。制作、思考、対話という三つの要素を大切にし、より豊かな学びのある人生を追求しています。本誌では、五感で感じるポジティブな経験と物語が詰まっており、デジタル社会から離れ、自らと向き合うための道筋を示しています。
Madhappyについて
Madhappyは、ロサンゼルス発のファッションブランドとして知られ、アパレルやイベント、実験的なリテール体験を通じて楽観的な世界の実現を目指しています。メンタルヘルスへの独自のアプローチを大切にし、小さな幸せやコミュニティへのつながりを重視しています。これまでに多くの著名人から支持を受けており、2023年にはロサンゼルス・メルローズ通りに初の路面店をオープンしました。また、日本での展開にも期待が寄せられています。
このように、多様な背景を持つアーティストたちのストーリーや彼らの思考を通して、Nousとの関係や私たち自身の道を見つめる新たな機会を提供してくれる『Local Optimist』第4号は、ぜひ手に取ってみてください。