九段理江の新展開
2025-05-12 15:34:38

九段理江『東京都同情塔』が欧米進出!掌編も日英配信開始

九段理江の新作が海外進出!


日本国内外で注目を集める作家、九段理江の作品『東京都同情塔』がいよいよ欧米での刊行ラッシュを迎えます。2024年1月に見事、芥川賞を受賞した彼女の本作は、AIを取り入れたユニークなスタイルが話題になっています。
特に、最近発表した掌編「Planet Her あるいは最古のフィメールラッパー」が、日英語に翻訳され、新潮社のコーポレートサイトで配信を開始しました。これは、九段の味わい深い文学世界を新たな角度から楽しむ貴重な機会です。

欧米での刊行の背景


『東京都同情塔』は、出版直後よりViking Penguin Inc.によって全言語翻訳権(アジア圏を除く)が取得され、2025年4月には、フランス、イタリア、ドイツ、イギリス、アメリカなど各国で次々と刊行される予定です。この迅速な対応は、彼女の作品が国際的にどれほど高く評価されているかを物語っています。

幻の掌編「Planet Her」


「Planet Her あるいは最古のフィメールラッパー」は、ラッパー・Doja Catのアルバムが流れるジムのロッカールームでの二人の日本人女性の出会いを描いた作品です。この短編の初公開となる英訳は、翻訳者のジェシー・カークウッドによって提供されており、九段の独特な視点が注目されています。
この短編を通じて、九段理江が切り取る日常の中の非日常を味わうことができるでしょう。

九段理江とその受賞歴


九段理江は埼玉県に生まれ、2021年にデビュー。以来、彼女の作品は多くの文学賞にノミネートされ、高い評価を得てきました。特に、「悪い音楽」で文學界新人賞を受賞したことが彼女のキャリアの大きな岐路となり、その後も次々と受賞歴を重ねています。
最近では、2024年1月に「東京都同情塔」で第170回芥川龍之介賞を受賞し、多くの文学ファンから期待される作家の一人となりました。

今後の展開


今後も九段理江がどのような新たな作品を生み出すのか、そして彼女の国際的な活躍がどれほど広がっていくのか、目が離せません。彼女の魅力ある作品をぜひこの機会に手に取ってみてください。
新潮社コーポレートサイトでは、この掌編の詳細が紹介されていますので、興味のある方はぜひご覧ください。彼女の物語の世界に浸るほど、きっと新しい発見があることでしょう。


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