『きみのとなりのクラスピ』
2026-03-16 13:39:57

新刊絵本『きみのとなりのクラスピ』がいじめ予防の新たな切り口を提案

新しいいじめ予防の視点を提供じる絵本発売



3月19日に、絵本『きみのとなりのクラスピ』が影響力のある公益社団法人 子どもの発達科学研究所の監修のもと、株式会社世界文化社から発売されます。本作は、いじめに対する新たなアプローチと、自己認識を促進するためのユニークなキャラクターを取り入れています。

いじめへの新たな理解



最近の研究によると、多くの加害者は自分がいじめをしているという自覚がなく、行動を冗談や他人のせいにする傾向があることが分かってきました。このような背景から、従来の「いじめはダメ」といった教育方法には限界があるとされています。本書では、こうした社会的な背景に基づき、子どもたちが自らの思考を見直すきっかけを提供しています。
絵本に登場する「クラスピ」というキャラクターは、間違った考えを可視化し、子どもたちに「自分の中にもそのような思考があるかもしれない」と気づかせる役割を果たしています。

クラスピの世界



この絵本の特長は、学校のクラスルームの雰囲気を象徴する「いいクラスピ」と、間違った考えを持つと姿が変わる「こまったクラスピ」。
「いいクラスピ」は、子どもたちの良い行動を見守る存在として描かれ、元気に挨拶する子の傍には「ごきげんモンキー」、声をかける子の側には「おたすけヒツジ」など、12種類が登場します。これらのキャラクターは、友好的で温かいクラスを作ることで、子どもたちに前向きな行動の重要性を楽しく伝えています。

対照的に「こまったクラスピ」に変身してしまった場合、「やりすぎモンキー」や「びくびくヒツジ」といったキャラクターが登場し、いじめ行動の危険性を警告します。これは誰にでも起こりうることを示し、思考の改善の重要性を教えています。

大人向けの情報ページ



本書は、道徳・特活・学活の授業はもちろん、学童やイベントでの活動、さらには家庭での読み聞かせにも利用可能です。巻末には大人向けの情報ページもあり、「シンキングエラー」と呼ばれる思考の誤りについて学ぶことができる構成になっています。これにより、大人もいじめの問題に対する理解を深める手助けがなされるでしょう。

著者の背景



著者のかどかわ りょうへい氏は、教育企業での経験を経て、小学校教員、現在はすなばコーポレーションを設立し、教育的体験を提供するプログラムを開発しています。一方、絵を担当したツダキミノ氏は、イラストレーターとして様々な教育関連の作品に携わっており、本書でもキャラクターデザインからビジュアルに至るまでの執筆に従事しています。

書籍情報



  • - 書名: きみのとなりのクラスピ
  • - 著者: かどかわりょうへい
  • - 画: ツダキミノ
  • - 監修: 公益社団法人 子どもの発達科学研究所
  • - 発売日: 2026年3月19日(木)
  • - 定価: 1,870円(税込)
  • - 仕様: A4変型、34ページ
  • - 発行: 株式会社世界文化社

この新しい試みが、いじめの予防活動においてどのような変化をもたらすのか、多くの子どもたちとその周囲の人々にとって意義ある一冊となることを願っています。


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