久留米第九2025
2025-12-02 14:46:02

久留米で心に響く「第九」の合唱公演、2025年に再び!

久留米で響く「第九」のメロディ



福岡県久留米市で、12月28日(日)に開催される「久留米第九2025」。この公演は市民が中心となって奏でるもので、今や年末の風物詩として定着し、毎年多くの観客を魅了しています。開催場所は久留米シティプラザ ザ・グランドホールで、開演は15:00、チケットもお手頃の価格から入手可能です。

日本の第九の起源


年末に多くの人々が耳にするベートーヴェンの交響曲第九番。実は日本における第九の歴史の重要な一部は久留米にあります。この地は、1919年に日本人が初めて一般的に第九を聞いた場所とされており、その背景には歴史的な出来事があります。

第一次世界大戦中の捕虜収容所の解放を受けて、久留米には多くのドイツ兵が住んでいました。その中で豊かな音楽文化が育まれ、久留米高等女学校での交歓音楽会が行われたことは、今でも多くの市民に語り継がれています。この演奏は、奉納されたオーケストラと市民の合唱によって、日本初の「第九」を甦らせた瞬間でした。

市民の手で紡がれる音楽


久留米第九は、2019年に長い歴史を振り返り、市民団体「久留米第九を歌う会」が立ち上げられたことをきっかけに始まりました。今回は、久留米の市民を中心にしたオーケストラと合唱団が結成され、音楽愛好者たちが集まりました。参加者は、初心者から経験豊かな者まで多彩です。

「第九」の公演は全国各地で見られますが、久留米では毎年新たにオーケストラを編成して挑む姿勢が特徴的です。今年の参加者は年々増加し、2023年には管弦楽団だけで80名以上、合唱団は200名を超えるという盛況ぶりです。

若い世代へのバトン


今年の公演には中学生も部活動として参加し、若い世代に「第九」の魅力が伝わっています。「久留米には「第九」にまつわる大切な歴史があります。この特別なつながりを市民に広めていきたい」と話す山坂事務局長。彼は、世代を超えた参加者の顔ぶれを見て、未来へバトンを渡すことの重要性を強調します。

まとめ


今年も多くの市民が集う「久留米第九2025」は、ただのコンサートではありません。それは、久留米の人々が長い歴史を踏まえて、新たなる感動を共に作り上げる舞台です。ぜひこの機会に、久留米の魅力と深い歴史を感じながら、心に響く第九の演奏を体験してください。チケットはウェブ割引もあり、手軽に参加できます。年末の特別なひとときを、皆さまと一緒に過ごしましょう!

詳細な情報とチケット購入は、公式サイトまたはSNSでご確認ください。


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