10代からアートを楽しむための新刊『smART』が4月に発売

アートに親しむ新たな一歩『smART』登場

2025年4月2日、東京美術から新たなアートの指南書『smART［スマート］10代からの世界を変えるアートの見かた』が発売されます。この書籍は、エイミー・E・ハーマン氏によるものであり、アートを通じて観察力を高めるための具体的な方法を提供します。アートに対する理解やその見方を学ぶことで、学校生活やビジネスの場面で役立つスキルを磨くことができるでしょう。

アートの見方を学ぶ重要性

アートはしばしば難解で、理解が難しいと感じる人も少なくありません。しかし、本書ではそんな難しさを克服するための手引きをし、アートに隠された意図やディテールを見逃さないための観察力を育むことができるとされています。これにより、まるで名探偵ホームズのように、情報を適切に処理する力を養えます。

3つの基本ステップ

本書は、アートを楽しむための一連のステップを設定しています。具体的に以下の3つに分けられます：
1. 何をどう見るか？ - アートの見方や情報の集め方に焦点を当て、観察力を養います。
2. 見たらどう考えるか？ - 見たものをどう考え、情報を広げるのかを学びます。
3. 考えたらどう伝えるか？ - 最後に、得た情報をどう去表現するかについての考察を深めます。

この3つのステップを踏むことで、読者はアートをただ消費するのではなく、その背景にある思考を理解し、表現する力を身に付けることができます。

子供からビジネスパーソンまで幅広い読者層に

本書は特に中学生からを対象としており、簡潔で分かりやすい日本語で書かれています。子供を持つ親や教育者、さらにはビジネスパーソンにもお勧めの内容となっており、様々な年齢層がアートを楽しむための入門書として機能します。実際に絵画や写真を見ながらエクササイズを行うことで、楽しく学びながら観察力を高めることが可能です。

著者エイミー・E・ハーマンの思い

この書籍の著者であるエイミー・E・ハーマンは、視覚的知能を磨き、人々が情報の偏見に囚われないように手助けをする美術史家です。彼女は世界中でさまざまなリーダーを対象にトレーニングを行い、観察力についての先駆的な研究を進めています。「アートは皆さんの世界の見方を広げ、視点を変えます。アートを通じて新たな視点に気付くことができるのです」とハーマン氏は語ります。