ピティナがApple Musicに新たに登場
日本最大規模のピアノコンクールである「ピティナ・ピアノコンペティション」を主催する一般社団法人全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)が、音楽配信サービスのApple Musicに公式のキュレーターページをオープンしました。この新しい取り組みを通じて、リスナーが音楽に触れる新たな機会を提供し、特にピアノの魅力を一層身近に感じてもらうことを目的としています。
ピアノ音楽の新たな楽しみ方
ピティナの新しいページでは、ピアノを弾く人はもちろん、聴くだけで楽しむことを求める人々にも向けたプレイリストが提供されます。ピアノ初心者や音楽愛好者、教育者、未来の演奏家まで、すべての人が楽しめる音楽が揃っています。聴くことでピアノ音楽の新たな魅力に気づくかもしれません。
特筆すべき点は、『ピティナ・ピアノ曲事典』との連携が挙げられます。このデータベースには約9万曲ものピアノ作品、1.6万曲の音源、7千件の解説が登録されており、プレイリストと共に学びと鑑賞を一体化する新たな体験を提供する計画が進行中です。
プレイリストの多彩なラインナップ
今回のプロジェクトでは、すでにいくつかのプレイリストが発表されています。特に注目すべきは、以下の4つのシリーズです。
1.
ピアニストSELECTIONS
第1弾では、2017年特級グランプリを受賞した片山柊さんや、2024年の浜松国際ピアノコンクールでの初優勝を果たした鈴木愛美さんの参加が決まっています。多くのピアニストの協力でさらなるプレイリストが生まれる予定です。
2.
いま聴きたい!聴き比べプレイリスト
国内外のピアノコンクールと連携し、出場者によって演奏される注目曲を集めたプレイリストです。同じ楽曲でも異なるアプローチや表現が楽しめるため、コンクールの雰囲気をより深く理解する手助けになります。
3.
日本人作曲家たちのピアノ曲
日本の文化や自然を題材にした作品が紹介されます。四季折々の情景が音楽を通じてどのように描かれているのかを発見できるでしょう。
4.
シーンで聴きたいピアノ曲
桜の季節や穏やかな日常、頑張りたい時など、様々なシーンにぴったりのクラシックピアノ曲が提案されます。これにより、日常生活に音楽を取り入れる新しい楽しみ方が広がります。
PTNA Recordingsでさらなる名曲を
また、ピティナは音楽レーベル「PTNA Recordings」も展開しています。このレーベルは、ピティナが所有する1万曲以上の音源を基にしたもので、Apple Musicでも配信されています。コンクールでの力強い演奏から、クラシック名曲まで、多彩な楽曲が揃っています。アーティストの活動を促進し、より多くの人にその素晴らしい演奏を体験させることを目指しています。
あなたのプレイリストを募集!
最後に、ピティナではApple Music公式キュレーターページに掲載するプレイリストのアイディアを広く募集しています。ピアノを愛するすべての人々に向け、「こんなプレイリストがあったら嬉しい」といった要望を是非お寄せください。
ピティナは今後もコンテンツを更新し、ピアノの魅力を広め続けます。プレイリストや音源を通じて、ピアノ音楽が「弾く人」と「聴く人」の両方にとって身近な存在になるよう努めてまいります。
詳細は公式サイトやApple Music内のページをチェックしてください。受け取る音楽の楽しみ方は、これからより多様なものとなることでしょう。