きょうだい児の葛藤
2025-05-22 12:45:36

エッセイ漫画『きょうだい、だけどいやケアをさせられたきょうだい児だった、けど』が描く新たなきょうだい児の葛藤と希望

エッセイ漫画『きょうだい、だけどいやケアをさせられたきょうだい児だった、けど』



2025年5月22日、株式会社竹書房からエッセイ漫画『きょうだい、だけどいやケアをさせられたきょうだい児だった、けど』が発売されます。この作品は、著者ののまりが自身の看護師としての経験を元に描いたもので、特に「きょうだい児」に焦点を当てています。

物語の背景



物語の主人公である手塚ナミは、病気に悩む妹を持つ「きょうだい児」です。彼女の妹は幼少期に喘息を患い、何度も入院生活を送りました。成長するにつれ、精神的な問題も抱え、ナミは妹への親の偏った愛情に苦しむことになります。親は妹にすべての関心を向け、ナミは放置されがちです。このような家庭環境は、ナミの人生に深い影響を及ぼします。

親はナミに対し、妹の世話をする役割を期待しましたが、それによってナミは窮屈さを感じ、心の中で反発心を抱くようになります。彼女が取得した看護師の資格を持つことも、家庭の状況に対する社会的な意識を高める機会となります。

精神科訪問看護の現実



ナミは看護師として働く中で、病気の子どもを過保護に育てる親たちの存在に出会います。それはまるで自身の家庭と同じような状況です。この項では、彼女の家族との距離が広がりつつあること、自立を目指す彼女の姿が描かれています。ナミは次第に家族から自分の人生を生きるための一歩を踏み出そうとします。

作品の魅力



このエッセイ漫画の最大の魅力は、実体験に基づくリアルな描写です。著者ののまりは、「おとずれナース~精神科訪問看護とこころの記録~」で高い評価を得ており、今回の作品でもその経験を活かしています。きょうだい児というテーマは、近年ますます注目を浴びる社会問題であり、ナミの葛藤を通じてそれが浮き彫りになっています。

ナミが直面する問題は、多くの人々にとっても身近で共感されやすいものです。読者は彼女の苦悩や挑戦に寄り添いながら、家族や自立について深く考えさせられることでしょう。

著者について


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のまりは石川県の奥能登を拠点に活動するマンガ家であり、看護師としての経歴もあります。彼女の作品は、実際に彼女が経験した出来事や感情を基にしたものが多く、多くの読者に共感を呼んでいます。彼女の公式X(旧Twitter)アカウントでは、最新情報や作品に関する情報が発信されているので、ぜひフォローしてみてください。

次回の火曜と金曜には、竹書房のWEBコミックエッセイサイトでも、彼女の作品を無料で楽しむことができます。気になる方はぜひチェックしてみてください。

書誌情報



  • - 書名: きょうだい、だけどいやケアをさせられたきょうだい児だった、けど
  • - 発売日: 2025年5月22日(木)
  • - 価格: 1,430円(本体1,300円+税)
  • - サイズ: A5判

詳しくは竹書房の詳細ページを確認してみてください。きょうだい児のリアルな姿に触れ、考えるきっかけとなる作品となることを期待しています。


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