リッケンバッカーの魅力を体感！ビジュアル・ブックが登場

リッケンバッカーの魅力を紐解くビジュアル・ブックが登場

ギター愛好者にとって、リッケンバッカーは特別な存在です。この度、ディスクユニオンから、リッケンバッカーの歴史を美しいビジュアルでまとめた『リッケンバッカー大名鑑写真でたどるヴィンテージ・ギターとアートワーク』が発売されることが発表されました。本書は、リッケンバッカーの魅力や歴史を深く理解するための貴重な一冊となるでしょう。

この本は、2025年11月4日(火)に発売される予定で、マーティン・ケリーとポール・ケリーによる著作、そして川村まゆみが日本語に翻訳したものです。リッケンバッカーは、世界初の商業用エレクトリック・ギターとして知られ、ビートルズ、ザ・フー、R.E.M.など多くの名バンドやアーティストに愛されてきました。そのため、リッケンバッカーの歴史をひも解くこのビジュアル・ブックは、確実にファンやギタリストたちにとっての必見の一冊と言えるでしょう。

本書の特長としては、オリジナル楽器350台の美麗な写真と詳細な解説が収録されています。特に注目すべきは、ビートルズが所有していたリッケンバッカーが現存する台数がすべて掲載されている点です。また、レアモデルも含むコレクションが豊富に紹介されているため、ギター愛好者には堪らない内容です。さらに、この本にはロジャー・マッギン（ザ・バーズ）、ピーター・バック（R.E.M.）、スザンナ・ホフス（バングルス）、ジョニー・マー（ザ・スミス）など、豪華なミュージシャンたちのインタビューも収録されており、彼らがリッケンバッカーにどのように魅了されているのかを知ることができます。

そして、本書にはノエル・ギャラガーのレアなギターも登場します。オアシスの「Supersonic」のジャケットにも写っているジョニー・マーのギターや、ノエル本人が所有するポール・ウェラーの330が収録されているのです。これに関しては、ノエル自身が資料提供を行ったことで実現しました。このように、本書ではただの楽器の紹介にとどまらず、その背後にあるストーリーや情熱も感じることができます。

出版に至るまでの経緯も興味深いです。著者のケリー兄弟は、2010年に『フェンダー大名鑑 1946~1970』を共同で執筆し、その成功を受けて今回のリッケンバッカーに関する書籍を制作することに至りました。彼らはドキュメンタリー映画とデザインのプロフェッショナルで、リッケンバッカーの歴史を語るために多くの情報を集めました。

本書は、リッケンバッカーの独特の魅力を多角的に捉え、ギターを愛するすべての人にとって手元に置いておきたい一冊です。豪華なビジュアルと深い洞察で満たされたこのビジュアル・ブックで、リッケンバッカーの豊かな歴史をぜひ体感してください。発売を心待ちにしましょう。