福岡、鹿児島戦で主導権を奪われ大敗を喫す

福岡、鹿児島に大敗する

2025年12月13日（土）、B.LEAGUE 2025-26シーズンの試合でライジングゼファーフクオカが鹿児島レブナイズに63-90で敗れる結果となりました。試合の初めから主導権を奪われ、福岡は厳しい戦いを強いられました。

試合の流れ

前半

福岡は前日までの劇的な勝利を背に、この試合に挑みました。しかし、序盤から鹿児島の強力なプレスに苦しみ、ターンオーバーを重ね、思うような攻撃につなげられませんでした。鹿児島のプレーヤー、#2アウダはペイントエリアで自由に動き回り、得点を重ねる展開に。福岡はタイムアウトを挟み、#7西川の3Pシュートで流れを変えようと奮闘しますが、鹿児島は勢いを止めず、#9藤本がレイアップや3Pシュートで連続得点。福岡は攻撃のリズムを掴めないまま、試合は進行しました。

一方で#34アギラールはインサイドやリバウンドで奮闘し、何とか流れをつなごうとします。#32狩野の3Pシュートも決まり、点差を縮めるチャンスが訪れました。しかし、前半の終了間際に再び鹿児島に突き放され、7点ビハインドで前半を折り返すこととなります。

後半

後半に入ると、#5佐藤が連続で3Pシュートを決め、鹿児島が一気に流れを引き寄せます。福岡はその後もシュートの精度が上がらず、苦戦が続きます。タイムアウトも早々に使わざるを得ない状況に追い込まれ、ディフェンスでしっかりと反撃の糸口を探りますが、鹿児島の攻撃を断ち切ることができず、点差が18点に広がるシーンも。
福岡は最終クォーターでも反撃を試みますが、中心選手のシュートも決まらず、試合は進行。特に鹿児島の選手たちによる立て続けの3Pシュートを許し、20点差に。福岡も#5リードが3Pシュートを2本決めるものの、流れを変えるには至りませんでした。

最後まで主導権を握っていたのは鹿児島で、福岡は27点差での大敗を喫することとなりました。

選手・コーチのコメント

試合後、福島雅人ヘッドコーチは「個に走ってしまっている傾向がある」と厳しい言葉を残しました。メンバーが揃った後、なぜかプレーが個々に偏ってしまったという反省のコメントも。リーダーシップの必要性や、冷静に戦う重要性を訴えました。

また、選手のパブロ・アギラールも「全体的に良くない試合だった」と振り返り、相手に対する勝ちに向かう姿勢の欠如を挙げました。次の相手である青森戦に向けて、チームとしてメンタリティをしっかりと作り上げる必要があると強調しました。