新ISO規格発表!
2025-04-25 10:33:08

日本規格協会、液化天然ガスに関する新ISO規格を発表!

日本規格協会、液化天然ガスに関する新ISO規格を発表!



一般財団法人日本規格協会(本部:東京都港区、理事長:朝日弘)は、2025年4月に液化天然ガス(LNG)に関連する2つのISO規格の邦訳版を発行することを発表しました。その中には、温室効果ガス(GHG)排出量の計算に関する規格の概要が含まれています。

新たなISO規格の内容



ISO 6338-1:2024 について



この規格は、「ISO 6338-1:2024 液化天然ガス (LNG) チェーン全体にわたる温室効果ガス (GHG) 排出量の計算-第1部:概要」で、LNGチェーン全体の温室効果ガスの排出量を計算するための方法を定義しています。A4判22ページで、英語版の税込価格は25,410円、一方、邦訳版は60ページあり、税込価格は45,738円となります。この規格により、LNG運用のカーボンフットプリントを算出する手助けとなります。

ISO 23551-1:2024について



次に、「ISO 23551-1:2024 ガスバーナ及びガス燃焼機器の安全性及び制御装置-特定要求事項-第1部:自動弁及び半自動弁」という規格も同日発行されます。この規格は、天然ガスや液化石油ガス(LPG)を使用するガスバーナーや機器に関する安全性や性能基準を定義しています。A4判35ページのこの規格は、英語版の税込価格29,837円、邦訳版は90ページで53,707円となっています。

LNGの需要が高まる理由



今日、LNGの需要は高まる一方です。その背景には、以下のような理由があります。

1. クリーンエネルギー: LNGは不純物がほとんど含まれず、環境への影響が少ないため、石炭と比較すると炭素 dioxideの排出量が約60%も抑えられます。これにより、世界中での需要が増加しています。
2. 安定供給の確保: 天然ガスは多くの国で産出されているため、供給の安定性が高く、特にオーストラリア、ロシア、アメリカなどが主要な生産国となっています。
3. 高い効率性: LNGは石油や石炭と比較して燃焼や発電の効率が高いため、持続可能なエネルギー供給が可能です。

今後の展望



LNGはエネルギー転換において重要な役割を果たすと考えられており、今後も需要が増加することが予想されます。国際的なガス生産者は、温室効果ガス排出の責任をますます重視していますが、LNGチェーン全体のカーボンフットプリントを計算するための標準的な方法論はまだ整っていません。この状況において、日本規格協会が発表した新たなISO規格は、業界にとって重要な一歩となります。

本記事では、新しいISO規格がどのようにLNG業界に貢献するのか、今後の発展を見守りたいと思います。また、規格に関する詳しい情報や購入は、日本規格協会の公式ウェブサイトで確認できます。


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