生物多様性とマンガ
2025-04-07 18:32:46

生物多様性をマンガを通じて考える『コミック・ダイバース』第2弾が始動

生物多様性を捉える新たな試み『コミック・ダイバース』第2弾



公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)が企画したことで注目を集める「コミック・ダイバース」が、2025年に第2弾を迎えます。このプロジェクトは、生物多様性の重要性を漫画というアートを通じて体感できる機会を提供するものです。昨年、初めてこの試みが立ち上がり、多くの人々に感銘を与えましたが、今回も期待が高まります。

新たな選書者が登場



第2弾では、写真家の石川直樹氏、蒸留家の江口宏志氏、和菓子作家の杉山早陽子氏の三名が新たに参加します。選書者は、自らの視点で選んだ生物多様性を感じるマンガのワンシーンを取り上げ、その背後にあるメッセージを一般参加者へと伝える役割を担います。「選書」という行為を通じて、さまざまな視点から生き物と自然とのつながりを深めることを目的としています。

参加者との対話の場も設定



2025年4月には、それぞれの選書者に関するインタビューを行い、一般の参加者も8名限定で参加することができます。このインタビューは、選書者がどのようにマンガと生物多様性を結びつけているかを知る良い機会となるでしょう。その模様は、2025年5月22日に「コミック・ダイバース」特設サイトで公開予定であり、マンガのワンシーンと共に選書者の考えが表現されることになります。

調査結果から見える意識の現状



今回の取り組みの背景には、WWFジャパンが1月に実施した「生物多様性に関する生活者意識調査」があります。この調査によると、多くの人が生物多様性の重要性を認識しているものの、実際の生活とのつながりを理解するのは難しいと感じていることが明らかになりました。具体的には、78.6%の回答者が生物多様性を重要だと考えつつも、60.8%はその具体的な理解が不足していると訴えています。また、83.1%が生物多様性について他者との会話が少ないと答えており、話題としての認識が乏しいことが示されています。

担当者のコメント



WWFジャパンの担当者は、豊かな生物多様性が日常生活にどれほど重要な基盤を提供しているかを改めて訴えています。生物多様性は食糧供給や自然環境の維持に欠かせない要素であるとし、私たちがその価値を見逃さないよう、具体的な取り組みの必要性を強調しています。この「コミック・ダイバース」を通じて、日常生活の裏側で生物多様性が私たちにどのような恩恵をもたらしているかをより多くの人々に理解してもらうことが狙いです。

最後に



総じて、「コミック・ダイバース」第2弾は、漫画を愛する人々にも、環境問題に興味を持つ人々にも、新たな視点での交流の場を提供します。選書者たちの貴重な体験と生物多様性に関する知見が交わることで、参加者全員がより深い理解を得ることが期待されています。

このイベントを機に、多くの人々が生物多様性について考えるきっかけになればと願います。詳しい情報はWWFジャパンの特設サイトをチェックしてください。


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