祖父の記憶を継承
2026-02-10 09:41:45

戦争を語らなかった祖父の記憶を後世に伝える一冊『不滅の絆』

戦争を語らなかった祖父の記憶を後世に伝える一冊『不滅の絆』



戦後80年が経過し、直接的な戦争体験を語れる世代が限られてきた今、家族内に残された戦争の記憶をどう受け継いでいくのか。その問いに一石を投じる作品が登場しました。著者NISHIOKAによる書籍『不滅の絆』は、祖父が抱えた沈黙の記憶を掘り起こして記録したものです。

著者の祖父である西岡稔は、太平洋戦争中に航空母艦「瑞鶴」の通信伝令員として従軍しましたが、戦争について詳しく語ることはありませんでした。この書籍は、そうした「語られなかった時間」を捉え、時代の記憶の断片を大切に記録したものです。著者自身は1982年に生まれ、戦争を直接体験していない世代ですが、祖父母を通じて戦争の気配を感じることができた「最後の接触世代」として、その思いを伝えたいと考えています。

本書『不滅の絆』は、戦争体験の継承が証言を通じて行われてきた従来の方法とは異なり、家族の中に残る記憶をどのように未来へ引き継いでいくかという新たな視点を提供しています。沈黙の奥に潜む様々な感情や生活の痕跡は、著者の祖父が語ることのなかった戦争の真実を示唆しています。

また、本書はただの歴史の解説書ではなく、重要なメッセージを後世へ手渡すための意義があります。「確かに生きていた」という感覚を残し、語る言葉が失われていく今だからこそ、家族の記憶が如何に重要で、大切につながっているのかを示すことができる作品です。

本書では、具体的な体験談やエピソードを通じて、当時の人々がどのように戦争を尻目に生活していたのかを浮き彫りにします。さらには、戦後世代が抱える戦争の影響や、その感覚をどう受け止め、次代に伝えていくのかという課題についても考察します。これにより、著者がなぜこの記録を行ったのか、その背景や意義が深く理解できることでしょう。

NISHIOKAは、このプロジェクトを音楽制作レーベルTune Factory(WINGROUP Inc.)と共に進めており、著書は2026年2月11日の建国記念日に合わせて電子版が公開され、翌日には書籍版が刊行される予定です。ぜひ多くの人々に手に取っていただき、家族の中での戦争の記憶がどのように受け継がれているのか、考えるきっかけにしていただければと願っています。

このような形で、戦争の記憶を語らなかった祖父の沈黙を通じて、未来に伝わるべき大切なメッセージを紡いでいくNISHIOKAの活動は、私たちにとっても大いに意義のある取り組みです。


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