日本映像翻訳アカデミーが開催するSDGs映画上映会
映像翻訳者を育成する日本映像翻訳アカデミー(JVTA)が、学生インターンシッププログラムを基にしたオンラインイベント「WATCH 2025: For a Sustainable Future」を開催します。このプロジェクトは、「ことばの力で社会を豊かにする」という理念のもと、社会問題への気づきを促すものとなっています。
イベントの内容と意義
本イベントでは、東京外国語大学の共催を受けて、学生たちが日本語と英語の字幕を制作したSDGs関連のドキュメンタリー作品が上映されます。それに続いて、東京外国語大学の「TUFS Cinema」で、長編映画の上映やトークセッションが行われる予定です。これにより、映像を通じて観る人々に新しい視点を提供し、社会課題に対する理解を深めさせることを目指しています。
学生たちの成長と実践
今回のインターンシッププログラムでは、学生たちは『イスラームの変革者~女性イマームの誕生~』や『自然と未来~オーストリアとブータンからの学び~』といった作品に日本語字幕を制作しました。また、2024年に公開予定の短編映画『A Story of Dementia and a Message of Hope』の英語字幕も手がけています。これらの作品は2025年7月に無料でオンライン上映されるほか、長編作品は「TUFS Cinema」での特集としても上映される予定です。
学生たちは、翻訳過程を通じて映画のテーマや関連する社会課題について深く理解し、それを基にしたトークセッションを企画することも求められます。このプロセスを通じて、学生たちはチームワークやコミュニケーション能力、リーダーシップを養い、SDGsの重要性を広く伝える役割を果たしていきます。
具体的なイベントの詳細
「WATCH 2025」は、2025年4月から7月をかけて行われ、オンライン上映会は2025年7月3日から13日まで予定されています。参加は事前申し込みが必要ですが、参加費は無料です。また、7月6日には東京外国語大学において、SDGsをテーマにした映画特集も組まれ、作品上映後には専門家による解説も行われます。この日は観客との対話の場も設けられるため、映画の内容についてさらに深い理解を得ることができます。
学びを社会に還元する
この取り組みを通じて、学生たちはただ映像翻訳の技術を習得するだけでなく、社会の課題についても自らの意見を発信する意義を学んでいきます。そして、単なる視聴者ではなく、未来のリーダーとして社会問題に向き合う姿勢を培うことが期待されています。
「WATCH 2025」は、学生たちにとっての大きな挑戦であり、同時に社会全体に対する重要なメッセージを発信する機会でもあります。このイベントを通じて、映像の力を実感し、未来の持続可能な社会実現に向けたステップを踏むきっかけとなることを目指しています。
詳しい情報は公式ウェブサイトで確認できます:
WATCH 2025