夜にしか救えない命について
夜の帳が下りると、静寂が街を包み込みます。しかし、その静けさの裏には、ひっそりと命の危機が訪れることをご存知でしょうか?
2026年2月18日、株式会社KADOKAWAから、獣医師・夜の獣医師ゆってぃーによるノンフィクションエッセイ『それでも「さよなら」が訪れる夜もある』がリリースされることになりました。この本は、夜間救急動物医療という、普段は語られることのない医療現場の実態を見つめています。
夜間救急の挑戦
夜が深まるにつれ、かかりつけの病院が閉まってしまった時、愛するペットに何か起こると、飼い主は不安に駆られます。急いで向かう夜間救急動物病院には、さまざまな症例が患者として待ち受けています。猫がブックスタンドに挟まってしまったり、ヘビがキーチェーンに絡まったりと、思わず笑ってしまうような珍事から、救命が叶わなかった動物たちとの別れにいたるまで、救急獣医師は日々様々な出来事に直面しています。
『それでも「さよなら」が訪れる夜もある』では、救急医療の現場における命の尊さを、感情を過剰に煽らずに冷静かつ誠実に伝えています。例えば、夜間の救急医療が高額になる理由や、治療や診断に限界があること、飼い主がどのような選択を求められるのかなど、実例を通じて疑問を解消していきます。
多様な動物たちの命を救うために
この本の特筆すべき点は、犬や猫だけでなく、鳥や爬虫類、エキゾチックアニマルまでを対象にした解説がされていることです。夜間救急医療では、多様性が求められるため、知識と経験が不可欠です。実際の診察事例を通じて、トラブルの原因についても触れ、予防の重要性を静かに訴えかけています。
思い出と教訓
『それでも「さよなら」が訪れる夜もある』は、単なる感動エッセイではありません。命と向き合うこと、別れを受け入れることの意味を、リアルな言葉で問いかけ、読者に深い思索を促します。
著者である夜の獣医師ゆってぃーは、港区動物救急医療センターの院長を務め、多くの経験を経て、2023年に自身のクリニックを開業しました。Youtube、TikTok、InstagramなどのSNSでも、約60万人のフォロワーを有する彼は、動物医療のリアルを発信し続けています。彼の信条は「知ることが、命を守る第一歩になる」というもので、医療の現場から得た洞察を基に、多くの人々にメッセージを届けています。
まとめ
この新刊は、動物好きな方々のみならず、命の大切さを再認識させられる貴重な一冊です。発売日は2026年2月18日。また、あなたの身近にも、夜間救急で助けが必要な動物たちが存在するということを忘れないでください。彼らの命を救う力となるのは、あなた自身かもしれません。