信長の祝い菓子
2025-11-18 10:31:23

上賀茂神社が織田信長に贈った祝い菓子「なんばん餅」を再現!その歴史と味わい

織田信長に捧げられた伝統の和菓子、なんばん餅



約400年前、上賀茂神社が織田信長に贈った「なんばん餅」を、京菓子司「亀屋良長」が見事に再現しました。この和菓子には、信長公への祝意が込められており、歴史的な背景も有名です。上賀茂神社は京都市北区に位置する世界遺産で、数千年の歴史が息づいています。今回は、亀屋良長の公式オンラインストアでの販売に加え、上賀茂神社の境内でも取り扱われることとなりました。

なんばん餅の歴史的背景



上賀茂神社の重要文化財である「賀茂別雷神社古文書」には、戦国時代に織田信長公を接遇した際の接待献立が詳記されています。天正10年(1582年)3月の算用状には、「なんばん餅 数百」という記載があり、信長公が敵陣を倒したその日、神社が祝うために用意されたものであることが確認されています。この重要な記録は、東京大学史料編纂所の金子先生著作『戦国おもてなし時代 信長・秀吉の接待術』でも紹介され、さらには江戸時代初期に作成された『南蛮料理書』にはそのレシピも残されています。

亀屋良長の技が光る



創業220年を超える亀屋良長は、そんな歴史的な和菓子「なんばん餅」を実際に再現し、亀屋良長の職人たちが一つ一つ丹精込めて手作業で仕上げています。使用する材料は、小麦粉、黒砂糖、葛粉、水のみとシンプルですが、特にこだわった材料を選んでいます。波照間島産の黒砂糖はその風味が非常に豊かで、吉野本葛を用いることで、より一層の美味しさを引き立てています。

すべての工程は、蒸し器で1時間半蒸すという職人技が光る方法で進められます。これにより、もちもちした食感と、さっぱりとした甘さが楽しめる、伝統の味わいを生み出しています。

信長公の祝いの心を共に



「なんばん餅」の再現は、単に伝統の和菓子を味わうだけではなく、上賀茂神社と亀屋良長共同の取り組みです。この商品から得られる売上の10%は、世界遺産である上賀茂神社の維持・保全活動に寄付される予定です。このことからも、亀屋良長の「なんばん餅」が持つ歴史と文化の背景が感じられます。

商品詳細


「上賀茂神社が織田信長に贈った祝い菓子なんばん餅」は4個入で、価格は700円(税込)。上賀茂神社の直売所では800円(税込)で購入可能です。この機会に、ぜひ本物の味を体験してみてください。

  • - 商品の購入は亀屋良長のオンラインストアや本店、上賀茂神社の「神山湧水珈琲」でも可能です。

上賀茂神社の魅力


上賀茂神社の正式名称は賀茂別雷神社であり、2600年以上の歴史を誇ります。神代の昔、御祭神の賀茂別雷大神が降臨した場所とされ、平安時代から変わらぬ姿を保つ境内は、文化遺産としての価値が高まっています。神社の公式サイトには、さらなる歴史や魅力が紹介されています。

亀屋良長の伝統


亀屋良長は、1803年に創業し、長い歴史を持つ京菓子店です。こだわりの素材を使用した和菓子の製造に努めており、時代のニーズに合わせた新商品開発にも積極的です。公式サイトやSNSを通じて、最新情報を発信しているので、ぜひチェックしてみてください。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

関連リンク

サードペディア百科事典: 亀屋良長 上賀茂神社 なんばん餅

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。