セブン‐イレブンが北海道の昆布を活かした新商品を発売

セブン‐イレブンが北海道限定で新商品を発表

株式会社セブン‐イレブン・ジャパンは、北海道地域において新たに函館産の昆布を使用したおむすびと冷たいラーメンを2023年8月1日から発売することを発表しました。全国に994店舗を展開するセブン‐イレブンでは、ますます多様化する地域のニーズに応えるべく、この商品だけでなく、地域性を大切にした商品開発に力を入れています。

近年、温暖化の影響や磯焼けといった環境変化が進む中、日本の海藻、特に昆布の生産量が減少しています。北海道沿岸でもその影響が顕著で、魚介類や海藻の重要な資源としての昆布を守る必要があります。この大切な資源を保護するため、函館市では「函館マリカルチャープロジェクト」を発足し、さまざまな組織と連携しつつ、もつれやすい海藻の藻場を再生する活動に取り組んでいます。

セブン‐イレブンは、このプロジェクトに賛同し、函館湾から採取した新鮮な昆布を使用した商品を通じて、地域の藻場を再生するプロジェクトの支援を行います。取り扱う昆布は、株式会社WMIと連携して調達したもので、同社もまた「海とこんぶの森プロジェクト」を立ち上げ、持続可能な発展を目指しています。

商品詳細

一膳御飯おむすび道産秋鮭と昆布

- 価格: 198円（税込213.84円）
- 販売エリア: 北海道
- 特徴: お茶碗一膳分のご飯を使用した、北海道産秋鮭と函館市産昆布を使った炊き込み御飯です。鮭皮から取った出汁を用いて、うまみがたっぷりです。

冷たい函館塩ラーメン（函館真昆布使用）

- 価格: 560円（税込604.80円）
- 販売エリア: 北海道
- 特徴: 函館真昆布の旨みと甘みが際立つ冷たいラーメンです。使用されている中華麺は北海道産小麦を使用し、トッピングには北海道噴火湾産の帆立が加わっています。特に、初めて「函館真昆布」を使用した商品としての重要な意味を持っています。

セブン‐イレブンは、地域の課題解決に向け、今後も美味しさと持続可能性を追求した商品開発を続けていくとのことです。また、2024年11月には青函ツインシティ提携35周年を記念し、この藻場再生プロジェクトに寄付を行うなど、環境への配慮を大切にしていく方針です。

商品は一部店舗での取り扱いに限りがありますが、持続可能な商品開発を通じて、地域貢献を実現しているセブン‐イレブンの取り組みから目が離せません。詳しくは公式サイトで最新情報をご確認ください。