彼女の心の奥底にある葛藤を描いた新刊のタイトルは、「夫の死を願ったらダメですか?」。この電子書籍は、今年の1月31日に株式会社KADOKAWAよりリリースされる。
物語の主人公は、かつて幸せだった新婚生活から一変し、モラハラ、経済的いじめ、さらには不倫に苦しむ毎日を送っている。そんな夫に対する思いを、彼女はSNSで吐露し、「#夫デスブック」と名付けた投稿を始める。果たして、彼女の思いはどこに向かうのか。
この作品は、ダ・ヴィンチWebでの連載も経て、さらに描き下ろし40ページ以上を収録している。読者は、主人公が抱える不満や社会的な圧力を体感しながら、彼女の心情に共感できることでしょう。
新婚当初、期待に満ちた生活が待っていたはずの彼女が、なぜ「夫の死」を願うようになったのか。その理由を探る旅は、メディアをも巻き込む話題となり、社会の注目を集めた「旦那デスノート」にインスパイアされて生まれた。「#夫デスブック」を通じて、ネット上で匿名という安全な場所から発信される妻の心情にも関わらず、実際には彼女自身の心が引き裂かれる様子が描かれている。
自身の生活が崩壊に向かう中で、彼女は夫への思いをどうやって整理し、未来に進むのか。SNSで発信することの意味、その背後にある痛みを紐解く作品は、現代社会に生きるすべての人々に問いかける内容となっている。
著者である草餅よもぎさんと、作画を担当するまきりえこさんは、それぞれ自身のSNSアカウントを持っており、そこで彼らの作品や普段の思いを発信している。彼らの背景を知ることも、この物語を理解する上での一助となるでしょう。著者たちの感性がどのように作品に反映されているのか、ぜひ本書を通じて体感してください。
この新刊は、価格990円(税込み)で、Amazonや各種電子書籍プラットフォームで購入可能です。135ページのページ数をもつこの作品は、電子書籍版のみの発売となりますので、興味のある方は早めに手に取ってみてはいかがでしょうか。心に響く迫真の物語が待っています。