JLPP翻訳コンクール
2025-03-28 12:11:18

日本文学を世界に発信!第9回JLPP翻訳コンクールの魅力と新たな展望

日本文学を世界に向けて発信する新たな一歩とJLPP翻訳コンクール



2025年2月22日、京都にて「BUNGAKU DAYS 2025 SPRING」として行われた第9回JLPP翻訳コンクールの授賞式と記念シンポジウムは、多くの文学ファンや翻訳者たちにとって大きな意味を持つイベントとなりました。このイベントは、特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)が文化庁の支援の下に運営し、日本の文学をグローバルに発信することを目的としています。

多彩な登壇者と共に語られた文学の未来



記念シンポジウムでは、作家の井戸川射子氏が基調講演を行い、その後、翻訳家としての専門家たちが壇上に上がりました。特に、第9回の審査員を務めたEduard Klopfenstein氏やPolly Barton氏、米国出版社HarperViaのAlexa Frank氏は、日本文学の翻訳に関する考えや、翻訳家育成の重要性について熱心に語りました。このシンポジウムは、文学の国際的な価値を再認識する貴重な機会であり、特に次世代の翻訳家にとって大きな刺激となる内容でした。

シンポジウムの特別セッションでは、今村翔吾氏からのビデオメッセージが紹介された後、文藝春秋の新井宏氏、CTBの三枝亮介氏、チャド・マレーン氏らが、日本の活字文化をどうグローバルに広めていくか、またビジネスの観点からの展望について対談しました。このトークは、文学と商業の交わりについて、深い洞察を提供したことで、多くの参加者の心に残るものでした。

アーカイブ映像の公開と今後の取り組み



この度のシンポジウムの実施報告とともに、イベントの内容を振り返ることができるアーカイブ映像が公開されました。基調講演は除かれていますが、参加できなかった方々や日本文学、翻訳に興味を持つ方々にとっては、貴重な学びの場となることでしょう。この映像は、文化庁が進める「活字文化のグローバル発信・普及事業」の一環として、日本の文学の国際的な理解を深めるための重要な資源に位置づけられています。

日本文学の未来を担う翻訳家の発掘と育成



文化庁は、翻訳家の育成や日本の文学作品の海外展開を進めるため、様々な活動を行っています。特に、世界中の文学関係者や出版関係者との連携を強化し、日本の文化を発信する基盤を築くことが目指されています。このような取り組みを通じて、多様なジャンルの日本文学が海外に広がり、より多くの人々に親しまれることが期待されています。

お問い合わせについて



本イベントに関する詳細やアーカイブ映像の視聴については、特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)のJLPP事務局までお問い合わせください。

このように、第9回JLPP翻訳コンクールの成功は、日本の文学が持つ力を再認識させてくれるものでした。今後も、文学界が国境を越えて新たな展開を遂げることを期待しています。


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