大谷翔平選手の打撃好調の理由、川崎宗則が解説した新バットの秘密とは？

大谷翔平選手の打撃力向上にあたる要因

野球ファンの間で注目を集めている大谷翔平選手。特に、2023年5月の時点でホームラン5本を記録するなど、そのバッティング技術が絶好調です。これを受けて配信された『ABEMAスポーツタイム』では、元メジャーリーガーの川﨑宗則がその理由に迫りました。

長尺バットの導入

川崎さんは、いつもとは違うバットを使用していることが大きな要因だと指摘。そのバットとは、彼自身が過去に使用したことがないほどの長さの「長尺バット」です。このバットの使用によって、遠心力を活かした打撃が可能になり、ボールをより遠くに飛ばせるとのこと。この技術が生んだ打球速度の上昇は大谷選手の成績に直結しています。

川﨑さんは「長尺バットのおかげで、打球速度が増すだけでなく、打球方向のコントロールも容易になった」と語ります。そして、「特に力強いライナーを打つことができるようになり、打球が前に飛ぶ傾向が強まった」と続けました。

打球方向の変化

川﨑さんはさらに、昨季と比べて大谷選手の打球方向が変わっていることにも言及。特に、ライト方向への打球が増えているなかで、ポイントが以前よりも前に設定されていることが功を奏していると強調します。このような変化は、身体への負担を軽減しつつ、パフォーマンスを向上させるのに役立っています。

「ポイントを前にすることで、引きつけすぎない打撃が可能になり、結果として前に飛ぶ打球が増えてきた」と、川崎さんは具体的な理由を解説しました。この視点から見ると、大谷選手の技術とフィジカルの向上が見て取れるのです。

番組も大盛況

『ABEMAスポーツタイム』では、大谷選手の打撃に加え、サッカーの話題も取り上げられました。その中で、槙野智章さんがブンデスリーガの堂安律選手の全9ゴールを総括し、特に印象的だったドリブルシュートを実演しました。また、槙野さん自身の38歳の誕生日のお祝いも行われ、番組の雰囲気は和やかでした。

このように、今シーズンの大谷選手の活躍は川崎さんの分析を通じてより深く理解され、さらに多くのファンに新しい視点を提供する内容となりました。大谷選手の成長を見守りつつ、これからの試合に期待が高まるばかりです。